ビットコインを入手するにためには以下の①~⑤の方法があり、最も現実的な順番にご紹介します。
- 販売サイトで購入または取引所でトレードする
- ビットコインATMで購入する
- 人から直接入手する
- ポイントサイトやゲームで入手する
- マイニングの報酬として入手する
目次
取引所でトレード、または販売所で購入する
ビットコインを入手したいのであれば、もっとも確実なのが世界中にある取引所を利用することです。現実的には日本円でトレードする方法が一般的なので日本の取引所を利用した方がよいでしょう。
取引所はインターネット環境とメールアドレスがあれば誰でも簡単に登録ができます。登録後は本人確認書類の提出やセキュリティ設定を行うことで、サイトの全ての機能が利用できるようになり、取引量の制限なども無くなります。本人確認書類の提出をしない場合は、サービスの閲覧やアフェリエイトの利用のみに機能が限定されますので、銀行口座を解説するようなイメージと捉えてください。
取引所の種類
サイト名 | 取引所 | 販売所 |
---|---|---|
coincheck | ◎ | ◎ |
bitFlyer | ◎ | ◎ |
Zaif | ◎ | × |
BitPoint | ◎ | × |
BTC Box | ◎ | × |
みんなのビットコイン | ◎ | × |
あくまで、日本の取引所の一例です。世界には多くのビットコイン取引所が存在しているのですが、日本円に対応しているところはほとんどありません。
上記の代表的な取引所で登録と本人確認手続を済ませたら、ビットコイン口座に銀行振込やコンビニ入金、またはクレジットカード決済で日本円を入金しましょう。ここまでが前準備となります。
購入価格は外国為替や株価と同様にレートで決まり価格変動します。
基本的にビットコイン口座に資産があれば、24時間365日取引が可能です。
また、coincheckとbitFlyerには「取引所」とは別に「販売所」が設けられていますが、どのような違いがあるのでしょうか?
取引所・販売所の違い
取引所とは、ビットコインを買いたい人と、ビットコインを売りたい人とをつなぐ取引市場のこと
ビットコインを入手する方法は、直接ビットコインを持っている人から購入しても良いのです。しかし、日常生活でビットコインを所有している人を直接見つけたりインターネットで探すのは、あまりに効率が悪すぎます。そのため、外国為替市場や株式市場と同様にビットコインも取引所で入手する方法が一般的です。買いたい値段または売りたい値段で取引する人が現れるまでは約定することができません。つまり、取引所での取引は、流動性の影響を大きく受けるということです。
販売所とは、取引所運営会社からビットコインを購入するサービスのこと
販売所では取引所運営会社が保有しているビットコインを購入します。しかし、運営会社は通常のレートに利益を上乗せして販売するので取引所よりも割高です。相場が激しく動いている時ほどその差は顕著になります。そのため、どうしても取引所で約定できない場合などに販売所は利用したほうが良いでしょう。
ビットコインATMを利用する
ビットコインATMは、ビットコインの売買に対応したATMです。ウォレットに保有しているビットコインを現金に換金したり、現金でビットコインを購入することができます。
まだ、設置場所が少なく東京に数台、各都道府県に1台あるかないかですが、ATMはレンタルも可能なので、次第にその数は増えていくと予想されます。
日本も含め世界のビットコインATMの設置状況は「coinmap」というサイトで確認することができます。
使い方はというと少々面倒なのですが、①携帯電話番号入力、②認証コードがSMSで届く、③右手の掌紋をスキャン、④免許証のスキャン、⑤顔写真の撮影の5ステップを踏み、センターで本人確認処理が行われ約10分後に、ようやくビットコインを購入可能となります。また、事前にスマートフォンでウォレットアプリを利用できるようにしておく必要があります。
人から直接入手する
ビットコインは法定通貨とは違い、銀行などを介さずに直接ビットコインを持っている人から購入または送金してもらうことができます。
自分のスマホでビットコインアドレスをQRコードで表示し、相手のスマホで読み取ってもらうことで、相手から送金してもらうことができるため、直接現金のやり取りを行うようなイメージです。
もちろん直接会わずに、地球の反対側にいる人にだって送金できるのも、国や銀行が仲介をしないビットコインならではのメリットですね。
無料で入手する
提携企業のサービスを利用
bitFlyerでウォレットを作成すれば、提携企業のサービス(商品購入、キャンペーン登録、会員登録、カード発行、資料請求、口座開設等)を利用することでビットコインがもらえます。
例えば、インターネットプロバイダーの契約をすれば¥12,000相当のビットコインの入手も可能です。また、楽天やYahooショッピングで日常的に買物をする人であれば、bitFlyerを経由して楽天で買物をするだけで購入金額の0.6%相当のビットコインを入手できます。
bitFlyerは多くの有名企業と提携しているためとてもオススメです。
ポイントサイト・ポイント交換サイト
簡単なアンケートやゲームをすることでポイントを貯めて、ビットコインに交換することができます。
■ちょびリッチ
■Moppy(モッピー)
■PointTown
■ポイント交換サイトPeX
faucet(フォーセット)
また、サイトを訪問する・簡単なゲームをする・広告クリックをするといった作業をすることで、ビットコインを入手することもできます。このようなサイトはfaucet(フォーセット)と呼ばれています。
しかし、作業時間と得られるビットコインが割に合わないことと、マルウェアを仕込まれたりする悪質サイトもあるため注意が必要です。
マイニングの報酬として入手する
ビットコインの黎明期であれば、個人でマイニングという作業を行うことで、インセンティブとして多くのビットコインを入手することができました。しかし、残念ながら、現在はほぼ不可能です。
マイニングとは「採掘」という意味で、ビットコインが通貨システムとして存在するための重要な作業です。世界中のビットコインの送金は、取引の記録と承認が行われなければ資金は移動しません。その取引の記録と承認を行う作業をマイニングといい、マイニングを行うネットワーク上のノード(コンピューター)を「マイナー」と呼びます。
マイニングには非常に複雑な計算問題を最初に解く作業があり、始めに問題を解くことができたマイナーが勝者となり、多くの新規ビットコインが報酬として与えられるのです。
この計算問題は、この先さらに難解になっていくため、個人レベルのパソコンのスペックでは時間がかかり到底勝者になることはできません。また、たとえ高性能なコンピューターを用意できたとしても報酬よりも電気代の方がかかってしまいます。そのため電気代の安い国でが有利とされています。
まとめ
基本的には、ビットコインは取引所でトレード、または販売所で購入することをオススメします。特に初めてビットコインを利用しようと考えている人には、ビットコイン取引に必要なものは全て揃っているbitFlyerがオススメのサイトです。
■取引所・販売所どちらも利用できる
■販売所ではクレジットカードでビットコインを購入できる
■スマホのウォレットアプリがiOS・Androidともに対応している
■bitFlyer経由で楽天・Yahooショッピングなど利用するとビットコインがもらえる
しかし、bitFlyerはオンラインウォレットです。運営会社が万全のセキュリティ対策を講じていたとしても、不特定多数のユーザーのビットコインが集まるため、ハッカーの攻撃対象になる可能性も考えられます。ビットコインのプライベートキーは運営会社の管理に任せるため、万が一のことも考えられます。オンラインウォレットであまりに大きな金額を保有するのは避けた方が良いかもしれません。
大きな金額は、オフラインウォレットでインターネットから遮断して管理する方法もあります。ビットコインを入手したら、いろいろなウォレットを試してみて、自分にあった管理方法を探してみても良いかもしれませんね。