取引所

Kraken(クラーケン)口座開設手順と2段階認証の設定方法

更新日:

この記事では、Krakenですぐにでも取引を始められるように、口座開設〜入金までの手順を一から解説します。

Krakenの公式サイトは日本語に対応しているので、手続き方法は比較的分かりやすいと思いますが、設定する項目が少し多いので、一つずつ丁寧に解説していきたいと思います。

登録の前に知っておくこと

アカウントごとにサービスと限度額が違う

Krakenのアカウントは、以下のように認証レベル0〜4までの5種類があり、それぞれ「利用できるサービスと必要手続き」「入出金限度額」が異なります。

この記事では、一般通貨と仮想通貨の入出金が可能になり、一般的な取引をするには支障がないと思われる「認証レベル3」の取得方法を解説します(日本アカウントの場合)。

認証レベル毎のサービスと必要手続き認証レベル毎の入出金限度額
利用できるサービス 利用できないサービス 必要手続き
認証レベル0 サイトの閲覧のみ 入出金・取引 アカウント作成
認証レベル1 仮想通貨のみ入出金・取引 一般通貨の入出金 氏名、誕生日
居住国名
電話番号の登録
認証レベル2 仮想通貨のみ入出金・取引
限度額の引き上げ
一般通貨の入出金 住所の登録
認証レベル3 仮想通貨・一般通貨での入出金・取引 - 必要書類の
画像アップロード
認証レベル4 仮想通貨・一般通貨での入出金・取引
限度額の引き上げ
- 問い合わせ
申込書の提出

 

通貨の種類 入出金 1日の限度額 1ヶ月の限度額
認証レベル0 一般通貨 入金 $0
出金
仮想通貨 入金
出金
認証レベル1 一般通貨 入金 $0
出金
仮想通貨 入金 無制限
出金 $2,500 $20,000
認証レベル2 一般通貨 入金 $2,000 $10,000
出金
仮想通貨 入金 無制限
出金 $5,000 $50,000
認証レベル3 一般通貨 入金 $25,000 $200,000
出金
仮想通貨 入金 無制限
出金 $50,000 $200,000
認証レベル4 一般通貨 入金 $100,000 $500,000
出金
仮想通貨 入金 無制限
出金 $100,000 $500,000

サーバーエラーが頻発している

現在、Krakenはユーザー数の増加によって、サーバーのパフォーマンスがかなり低下しています

時間帯によってはページの切り替えすらままならず、アカウント作成手続きにも手間取ります。

これは、ユーザー側に原因があるわけではなくKraken側のシステムの問題であり、段階的なシステムアップデートにて対応を予定しているとのことです。

このような状況では、取引に支障が出る可能性が高いため、本格的な利用はシステムアップデート後が良いでしょう。

公式サイトやプラットフォーム操作時に、上記のようなエラーが発生した場合は、時間をおいてから再度試してみてください。

比較的、日中の方がパフォーマンスは良さそうです。

(最終更新:2018年1月4日)

認証申請は混雑により利用停止中

また、ユーザー増加の影響によって、Kraken側の本人認証処理も追いついておらず、認証申請フォームは現在利用停止中です

また、認証レベル3に限っては、申請してから承認されるまで1ヶ月以上待たされるケースもあるようなので注意してください。

不自由なくサービスを利用するためには、アカウント作成・セキュリティ設定後に、本人認証を実施する必要があります。

この先、スムーズに手続きを進めるために、ひとまず、アカウントだけでも作成して、認証レベル0の状態で準備しておくと良いでしょう。

(最終更新:2018年1月4日)

 

準備するものは3つ

パソコンとスマホ

画像ファイルのアップロードと、2段階認証の設定があるため、申込はパソコンとスマホの組み合わせがベストだと思います。

必要書類2種類、画像ファイル3種類

以下のように、本人認証のための必要書類は2種類、アップロードのための画像を3種類を用意してください。

  1. 政府発行の身分証明書画像:運転免許証・パスポート等
  2. 現住所証明書の画像:住民票・公共料金請求書・銀行・クレジットカード明細書等
  3. ID確認写真:①の身分証明書と自分の顔が収まった画像

画像形式は、jpeg、jpg、pngのみです。

写真の中で、身分証明書の内容、番号、写真が指などで隠され内容に注意しましょう。

スマホにGoogle Authenticatorをインストール

2段階認証で使うGoogle公式アプリ「Google Authenticator」を、こちらのリンクからスマホにインストールしておいてください。

 

口座開設から入金までの手順

アカウント作成(認証レベル0)

① 公式サイト TOP 画面から進む

パソコンからKraken公式サイトにアクセスし、トップ画面の「新規登録」ボタンから進みます。

② アカウント情報を入力する

以下の項目を入力し「新規登録」ボタンを押します。

ユーザー名とパスワードは、絶対に第三者に漏洩しないようにしてください。

詳細オプションは、今は無視して大丈夫です。

  • メールアドレス:Krakenに登録するメールアドレスを入力
  • ユーザー名:ログイン時に使用するユーザー名を入力
  • パスワード:ログイン時に使用するパスワードを半角英数字+記号を使い8文字以上入力
  • 「私はロボットではありません」にチェック
  • 「私はKrakenのサービス利用規約とプライバシーポリシーに同意します」にチェック

③ メールを受信する

 

Krakenより届くメールのリンクをクリックします。

④ ログインする

ユーザー名(メールアドレスではありません)パスワードを入力、「私はロボットではありません」にチェックを入れ、「アカウントを確認」ボタンを押します。

これで「認証レベル0」の登録が完了です。

 

個人情報の登録(認証レベル1、認証レベル2)

次に、上記のような画面が表示されるので、「認証申請」のメニューを選択します。

認証レベル1のタブを選択します。

以下の項目を画面に入力し「認証申請」ボタンを押せば、「認証レベル1」の登録が完了です。

  • 氏名(漢字)
  • 氏名(カタカナ)
  • 生年月日
  • 居住国/地域
  • 電話番号

 

認証レベル2のタブを選択します。

以下の項目を画面に入力し「認証申請」ボタンを押せば、「認証レベル2」の登録が完了です。

  • 住所:都道府県から全て入力
  • アパート・マンション名:建物名、部屋番号まで入力
  • その他:◯◯様方などがあれば入力
  • 都道府県:プルダウンから選択
  • 市区町村名:市区町村名のみ入力
  • 郵便番号:ハイフンをつけて入力

 

本人確認書類のアップロード(認証レベル3)

認証レベル3のタブを選択します。

「職業」「書類のタイプ」を選択し、あらかじめ用意していた3つの画像ファイルをそれぞれ「ファイルを選択する」ボタンからアップロードします。

最後に「認証申請」ボタンを押せば、申請手続きは完了です。

その後、書類審査が問題なく完了すれば、認証レベル3にランクアップです。

 

セキュリティ設定

二段階認証の方法は4種類

二段階認証の方法は、次の4つから選択できます。

  • パスワード(セキュリティ:低)
  • Yubikey(セキュリティ:高)
  • Google認証 TOTP(セキュリティ:中)
  • Google認証 HOTP(セキュリティ:中)

この中で、最も一般的な認証方法である、Google認証TOTPの設定手順について解説します。

その他の認証方法や、TOTPの意味については以下を参考にしてみてください。

+ 【参考】その他の認証方法について

パスワードは脆弱なのでオススメしない

「パスワード」は、その他の認証方法に比べてセキュリティが脆弱なためオススメしません。
Yubikeyは最もセキュリティが高いが、専用の認証デバイスが必要

Yubikeyは、ハードウェアトークンと呼ばれる認証デバイスを利用しOTP(ワンタイムパスワード)を生成するするため、この中で最もセキュリティが高いとされています。しかし、以下のような専用の認証デバイス(ハードウェアトークンと言います)を購入しなければいけません。
認証デバイスをUSBポートに差し込み、ボタンを押すだけで自動的に認証コードが画面に入力されます。すでに持っている人は、Yubikeyを利用した方が簡単で安全です。

Google認証HOTPは、認証コードの有効期限が長いためオススメしない

HOTP(HMAC-based One-Time Password )は、今までのOTP(ワンタイムパスワード)生成回数をもとに、次のOTPを生成します。

一つのOTPを利用できる時間は、(当たり前ですが)発行してから利用するまでです。

しかし、もしOTPを発行したにも関わらず利用しなければ、悪意のある第三者が総当たりをすれば、いずれ解読されてしまう可能性があります。

また、サーバーと端末でOTP発行回数を同期させる必要があるため、メンテナンス等に手間がかかります。

TOTP(Time-based One Time Password)は、時刻をもとに認証コードを生成し、一つのOTPを利用できる時間は数秒限りです。

制限時間内であれば、何度でもそのOTPは利用できますが、悪意のある第三者が総当たりで認証コードを入力したとしても、この短時間では期限切れになっている可能性が高いと思います。

ただし、OTP発行端末とOTP入力端末(スマホとパソコンなど)の間で時刻が同期している必要があります。

Kraken側の設定方法は、どちらもほぼ同じです。

それぞれメリット・デメリットがありますが、KrakenではTOTPを推奨しているようです。

ただし、HOTPの方が安全だとする意見もあるので、ユーザーのセキュリティ対する考え方次第で選択した方が良いと思います。

2段階認証を設定する

画面上部の「アカウント」「セキュリティ」「2段階認証」の順に進みます。

Krakenでは、「アカウントログイン」「入出金」「取引」「マスターキー」の機能ごとに、異なる2段階認証を設定できます。

つまり、悪意のある第三者が不正に出金をしようと試みた場合は、何重もの強固なセキュリティを突破する必要あるということです。

少々面倒ですが、安全のため全て設定することをオススメします

次に、それぞれの機能別に「設定」をクリックすると以下の画面が表示されます。

アカウントログイン入出金取引マスターキー

「方法」は「Google認証、TOTPモード」を選択します。

入出金と取引については、各アクションごとに設定もできます。

それ以外の項目は、変更しないでください。

「続行」をクリックすると、以下のようなQRコードが画面に表示されます。

次はスマホの操作です。Google Authenticatorを開き、画面上部の「+」ボタンを押すと「バーコードをスキャン」「手動で入力」を選ぶメニューが表示されます。

バーコードを選択した場合

スマホのカメラが起動するので、そのままQRコードを読み取れば認証コードを発行できます。

手動を選択した場合

QRコードの上にある、「OTP手動設定機能」の文字列を入力することで認証コードを発行できます。

以下の画像は4つの機能を全て登録した場合の、Google Authenticatorの画面です。

最後に、「ワンタイムパスワード」の箇所にそれぞれの機能に対応した認証コードを入力し「確認」ボタンを押せば設定完了です。

認証コードは一定時間経過すると、新しいものに更新されるので注意してください。

+ 【参考】Google Authenticatorに表示されるアカウント名について

Google Authenticatorは、一つの画面に全サービスの認証コードが表示される仕組みです。

Krakenの場合、最大で4つの認証コードが表示されるため、どれがどの認証コードか分からなくなってしまわないよう、最初から以下のような名前がコードの下に表示されています。

今後、間違えないように気をつけてください。

  • Kraken RHAA:アカウントログイン
  • Kraken RHAA funding:入出金
  • Kraken RHAA trade:取引
  • Kraken RHAA master:マスターキー

また、「+」ボタンの右側にある鉛筆ボタンを押すと編集モードに切り替わるので、好きな名前に編集も可能です。

 

一般通貨・仮想通貨の入金

入金の方法はとても簡単です。

画面上部の「アカウント」「入出金」「入金」の順に進み、左側の一覧から入金したい通貨を選択します。

次に、「新しいアドレスを作成」ボタンを押します。

あとは、画面に表示されたアドレス宛に送金するだけです。

 

口座開設後に注意すること

Krakenは、何と言ってもシステムの稼働状況がとても不安定なため、口座開設が完了したとしても本格的なトレードはシステムアップデートの進捗次第だと思います。

また、予定しているシステムアップデートは段階的に実施されるので、急に大きな改善は期待できないでしょう。

しかし、Krakenは日本円の入出金ができる数少ない海外業者であり、世界的にとても評価の高い取引所なので、今はユーザー側が長期的な視野を持ち、企業としての成長を温かく見守るべき業者だと思います。

口座開設後は、以下の点に気をつけましょう。

  • システムの稼働状況を考慮しながらトレードする
  • 入出金時のアドレスを間違えない
  • 手数料などのルールの改定に注意する

(最終更新:2018年1月4日)

 

kucoin
第二のバイナンス!KuCoin(クーコイン)口座開設手順と2段階認証の設定方法

2018年1月5日現在、バイナンスは急激な口座登録者数の増加により、一時的に新しいアカウントの登録を停止しました。 KuCoin(クーコイン)は、2017年9月にリリースされた比較的新しい取引所です。 ...

記事下

 

2018年版!仮想通貨取引所ランキング

-取引所

Copyright© 初心者にオススメの仮想通貨口座・会社比較入門サイト|ビットプロ , 2023 All Rights Reserved.