スマホでも簡単に稼げるらしいと話題の仮想通貨ですが、インターネットを検索しても、専門用語ばかりでよく分からない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者が仮想通貨投資を始めるにあたって必要な資金、口座開設の方法などをまとめました。
これから仮想通貨投資を始めてみたい、という方のために、少ないリスクで学びながら投資をスタートする方法をお伝えします。
仮想通貨投資を始めるのに必要なのは資金と口座のみ
仮想通貨取引は、「資金」と「口座」があればすぐに始めることができます。
最低資金はいくら必要?必要資金1000円〜1万円でも取引可能
仮想通貨投資は1,000円もあれば始められます。
そんな額で本当に投資できるの、と思うかもしれませんが、ビットコインの場合、最低取引単価は0.0001BTCとされています。
仮にいま1BTCの価格が日本円で100万円であれば、100円ということです。
もちろん、1BTCの価格は変動していきますし、取引所によって最低取引単価も違いますが、それを考慮してもせいぜい1000円~1万円ほどで仮想通貨投資ができるということになります。
初心者は少額の元手から勉強しながら取引するべき
仮想通貨の投資は、まず「自己資金の範囲で」「小さく」始めてみることをおすすめします。
いきなりの取引でもあまり心配する必要はありません。
あなたは、1000円を10ドルに両替するために事前にアメリカの経済状況などを勉強するでしょうか?
それくらいの金額ならとりあえず始めてみる人がほとんどだと思います。
少ない取引単価で始められる以上、実践に勝る学習はないでしょう。
「資金」は1,000円~で予算に応じて少額から投資してみましょう。
初めはハイリスク・ハイリターンのレバレッジ取引はしない
仮想通貨投資には、大きく分けると「現物取引」と「レバレッジ取引(先物・信用・FX)」があります。
現物取引は、自己資金内での取引、レバレッジ取引は自己資金以上の取引ができます。
取引所によって違いますが、自己資金の最大自己資金の25倍の取引ができるところもあります。その場合、利益も、また損失も自己資金の25倍になります。ハイリスク・ハイリターンの投資ですね。
仮想通貨は、他の投資と比べて、ただでさえ価格変動が大きいといわれています。
慣れていない初心者のうちにレバレッジ取引に手を出してしまうと、大損する可能性が非常に高くなります。
少なくとも取引の仕方に慣れるまでは絶対に手を出さないでおきましょう。
ビットコインなどの現物取引から始めよう
初心者のうちは、仮想通貨投資は現物取引で始めましょう。現物取引をしていれば、仮想通貨投資の勉強にもなります。
レバレッジ取引は、現物取引で十分基礎を築けたと思ってからでも、遅くありません。
少額取引をするのにおすすめの取引所
まず最初に、ビットコインなど仮想通貨の取引ができる口座を開設しましょう。
とは言え、仮想通貨の取引所はいくつもあるので初心者は「どこの取引所を使えばいいんだろう?」と悩んでしまうでしょう。
ここでは最初に口座開設すべき初心者でも使いやすい人気の取引所を2つ厳選して紹介します。
ビットフライヤー
bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコインを取引所と販売所の両スタイルまたはFXでも購入することができる、国内一のビットコイン取引量※を持つ取引所です。
ビットコイン取引手数料も0.01%~0.20%など非常に安く設定されており、取引画面はPC版もスマホアプリも使いやすいシンプルな画面です。
ビットフライヤーライトニングという最大15倍までのレバレッジ取引も可能。
※シード・プランニング社調べ(2017年2月仮想通貨取引所ビジネスの市場規模調査)
セキュリティ | 2段階認証・マルチシグネチャ・顧客資産分別管理 |
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盗難保証 | 盗難補償あり |
取引手数料 スプレッド |
BTC現物取引0.01%~0.20%など。 無料キャンペーン多々あり。 |
取引形態 | 取引所・販売所・FX |
会社の安全性 | 資本金41億238万円と安心規模の運営 |
Zaif(ザイフ)
Zaif(ザイフ)では通常の取引所、販売所、FXスタイルでビットコインの購入ができ、現物取引に関してはマイナス手数料となっています。
また、14種類のアルトコインを扱っており、特にモナコインやコムサの取引におすすめです。
この取引所の一番のお勧めは、毎月決まった金額でドルコスト平均法というリスクの少ない方法でビットコインを購入する、ビットコイン積立です。
未成年の方で、短期取引ではなくコツコツと仮想通貨の積立をしていきたい人におすすめの口座です。
セキュリティ | 2段階認証・マルチシグネチャ・顧客資産分別管理 |
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保証 | なし |
取引手数料 スプレッド |
BTC現物取引手数料-0.05%など |
取引形態 | 取引所・販売所・積立・FX・信用・先物 |
会社の安全性 | テックビューロ社による安心運営 |
「ザイフ」の口コミ一覧
投稿者:32歳 /会社員
仮想通貨歴:1年
Bitflyerを使っていましたが、取り扱う仮想通貨の種類が少ないため他を探していました。ホームページの見づらさがかなりの不満点です。今でこそ慣れてきましたが、始めはトップ画面から取引画面に遷移するまで、直感的な操作が全くできませんでした。ただし本来の目的であった通貨の種類はトークンも含めて10種類を超えており、その点は満足しています。Zaifもアプリが機能していればいいのですが、あまり更新されておらず評判もいまいちのため、インストールしていません。
投稿者:41歳 /自営業
仮想通貨歴:1年
zaifトークンを含めてトークン系がここでしか買えない(今のところ)それと他の取引所に較べて取引手数料が安いため。取引手数料やzaif内に設置されているチャットなどで情報交換できたり、そのチャットで仮想通貨のチップがもらえたりすることもあるので見てるだけで面白く満足はしているが、取引できる通貨が少なすぎるのが欠点かもしれません。それと全通貨の価格が1画面で見れないため切り替えて見るのが大変。1画面で全ての通貨の値段とトークンの値段を見れるようにすれば最高の取引所になると思うのでこれから期待しています。
投稿者:32歳 /無職
仮想通貨歴:1年
一番大きいのは、zaifコイン積立の存在を知ったことです。今のところ国内では、コイン積立のサービスを提供しているのはzaifのみです。ドルコスト平均法といって、仮想通貨の価格が上昇した月は少なく、下落した月は多く、自動で買付をしてくれるので、初心者向けのサービスだと思いました。それも月1,000円からでも始められると知って、手軽に出来てよさそうだと思ったからです。他には、ビットフライヤーより取り扱っている通貨が多いことです。
まず他の方も言われているように、本人確認のハガキが届くまで結構待ちました。昨年は仮想通貨元年とコマーシャルで言われていたように、新規開設の申し込みが殺到したのでしょうが、必要な項目を登録してからおよそ3週間待ちました。早かったのはビットフライヤーでしたね。コイン積立に関しては言うことありません。月々の額、積み立てるコインの種類を自分で選んで、後は自動で買付していただくのですが、このサービスはやはりありがたいですね。サイトのメンテナンスの時間が長いこと、よくサーバーが落ちることが正直不満な点です。それを除くとかなり満足しています。
投稿者:30歳 /自営業
仮想通貨歴:2年
私は多くの仮想通貨を利用してきたのですが、ザイフの長所はやっぱり「手数料がマイナス」という所ですね。手数料がマイナス0.01という所で、取引すればするほど、お金が貰えるというのはかなり画期的でかなり太っ腹ですね。アルトコインも14種ほど用意されているので、興味のあるアルトコインを買う時も使わせてもらってます。
投稿者:34歳 /自営業
仮想通貨歴:1年
アルトコインの取引所が充実しているから。zaifは、NEMやイーサリアムなどのアルトコインの取引所があり、比較的安価にアルトコインが買えるのが良いです。さらにメジャーなアルトコインだけではなくて、他の日本の取引所では売ってないzaif独自のzaifトークンを買えたり、最近のICOで資金調達したCOMSAなども今後取り扱う予定もあるので、日本のアルトコインの取引所としては圧倒的に良いです。ただリップルやイーサリアムクラシックなどの取引所がなかったり、全てのアルトコインの取引所がないのが残念です。
投稿者:28歳 /自営業
仮想通貨歴:1年
ビットコインが気軽に買えない金額まで上昇したため、価格の低いモナコインの取引を開始しようとして選んだ取引所、またテックビューロが絡む取引所でもあるため安心感がありました。チャートが見やすいです。モナコインならモナコインの取引画面にチャット機能がついており、他の取引をしている人と交流ができることが良い。ただし、bitFlyerに比べてモバイル版のアプリが使いにくいのと、重たいです。bitFlyerとZaifを比較すると、パソコンで取引するならZaif、携帯で取引するならbitFlyerだと思います。
GMOコイン
GMOコインは大手FX取引所が提供している仮想通貨取引所です。法定通貨FXでのノウハウを仮想通貨にも生かし、安定したサービスを提供しています。
スマホアプリの「ビットレ君」は操作が簡単で、仮想通貨FXデビューする人にもお勧めです。
現在使える通貨ペアはBTCと日本円のみですが、追加証拠金制度という損失が出ているときに担保金を追加する制度を使っていないので、途中含み損があっても急な入金をする必要はありません。
セキュリティ | 2段階認証・マルチシグネチャ・顧客資産分別管理 |
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保証 | なし |
取引手数料 スプレッド |
固定スプレッド採用 |
取引形態 | 販売所・FX |
会社の安全性 | 東証1部上場のGMOインターネットが運営 |
注意!コインチェック
コインチェックは、ビットコイン取引所として取引高第1位※、アプリ利用者数第1位と多くの人から人気の高い取引所です。
しかし、2018年1月27日、NEMの不正流出によりセキュリティや管理体制がずさんであったことが明らかになりました。しばらく新規利用は控えた方が良いでしょう。
※Bitcoin日本語情報サイト調べ(2017年5-11月 日本の月間BTC現物取引高)
セキュリティ | 2段階認証・顧客資産分別管理 |
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保証 | 盗難補償あり |
取引手数料 スプレッド |
BTC現物取引手数料無料など |
取引形態 | 取引所・販売所・信用 |
会社の安全性 | 資本金9,200万円 みなし仮想通貨交換業者として運営中 JBA規約に基づいて運営 |
取引所の口座開設手順
では、実際に仮想通貨投資の口座を開設してみましょう。
仮想通貨の取引所はいくつかありますが、ここではGMOコインで口座を開設する手順を見ていきます。
GMOコインは初心者の方にとって、次の3つの安心材料があります。
セキュリティの高さ
二段階認証、コールドウォレット、マルチシグ、分別管理対応など仮想通貨の盗難対策、内部不正対策も徹底しています。
また、三井海上火災保険株式会社と提携し、サイバー攻撃対策を行っています。
販売所形態と使いやすいアプリ
GMOコインは他の多くの取引所とは違い、販売所形態をとっています。
これは、提示された価格での取引ができるという点で分かりやすく、初心者にとってメリットです。
また、スマホアプリは他社と比較しても特に使いやすく初心者でも安心して利用できます。
入出金手数料が無料
口座への入金、口座からの出金が無料です。仮想通貨取引所で出金を無料にしているところはあまりないです。
さらに、仮想通貨売買の手数料も無料です。
つまり、無料で取引口座にお金を入れて、手数料無料で仮想通貨を売買する、利益が出たら、取引口座から銀行口座に出金する、までが無料で行えるんです。
初心者にとっては、本当に負担なく取引が出来ます。
(ただし、GMOコインの取引口座に入金するときに、銀行の振り込み手数料がかかる場合があります)
口座開設は3ステップだけ
実際に口座を開設するために必要なのは、次の3ステップです。
- 無料口座開設ボタンをタップ
- 申込フォームに必要事項の入力
- 本人確認書類提出
1. 無料口座開設ボタンをタップ
まず、GMOコインのホームページにアクセスすると、上のヘッダーの部分に「無料口座開設」というボタンがあるので、それをタップ。
次に、登録を希望するメールアドレスを入力し、「私はロボットではありません」にチェック。
そして、無料口座開設ボタンを押せば、入力したアドレスにメールが送られてきます。
FacebookアカウントかGoogleアカウントでも口座開設ができます。
2. 申込フォームに必要事項の入力
GMOコインから届いたメールにURLが貼ってありますので、タップしてアクセス。
初期パスワードを設定し、完了したらログイン画面から、登録したメールアドレスと初期パスワードを入力し、ログインします。
口座開設申込ページ、氏名住所など個人情報の入力を行い、規約を確認して、「同意する」欄にチェックを入れます。
そして、「確認画面へ」をタップし、本人確認方法の選択画面に進みます。
3. 本人確認書類提出
本人確認書類の提出は、「1.本人確認書類の画像をアップロード」か「2.受取時に本人確認をする」どちらかを選びます。
1の場合、そのままスマホで撮った本人確認書類の画像をアップロードする画面に進みます。
2は受取時に、佐川急便の「受取人確認サポート」で配達人の方に本人確認書類を提示します。
今回は「1.本人確認書類の画像をアップロード」で本人確認をします。
1. 「本人確認書類の画像をアップロード」を選んだ場合
本人確認書類の表面・裏面の画像両方をアップロードします。使用できる本人確認書類は、以下の7点です。
- 運転免許証
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 健康保険証
- パスポート
- 住民票の写し
- 在留カード
- 特別永住者証明書
提出画像の住所氏名の一致など、注意事項がいくつか出てきて、その下に開設完了通知お届けの日時選択欄がありますので、希望日時を選択し、最後に「画像と日時を確認する」ボタンを押します。
「本人確認書類のアップロード完了」画面が出てきたら、申し込みは完了です。完了後は、そのままGMOコインのホームページにアクセスできます。
GMOコインからの申込完了のお知らせメールも届きますので、確認しておきましょう。
2. 「受取時に本人確認をする」を選んだ場合
『「受取時本人確認」の流れ』を読み、日時を指定して、完了です。受取の際使用できる本人確認書類は、1. 「本人確認書類の画像をアップロード」と同じです。
ただ、注意点としては、顔写真のない健康保険証と住民票の写しは不可です。これらの本人確認書類を使いたい方は必ず、1のステップを選んでください。
実際に仮想通貨売買を始めてみる
仮想通貨取引の一連の流れ
ここでは、先ほどのように作った取引口座にお金を入金し、仮想通貨を売買する、そして利益が確定した後は取引口座から出金する、というおおまかな流れを見ていきます。
取引口座に入金する
通常、取引所指定の口座に振込をすることで仮想通貨の購入をすることができます。
クレジットカードでの購入ができる取引所もありますが、手数料が高めに設定されている場合が多いです。
では、実際の入金の手順を見てみましょう。
ここでは、仮にGMOコインで取引した場合の例を、画像付きで見てみましょう。
まず、GMOコインのホームページにログインし、左上「三本線」のメニューをタップ。
入出金の項目をタップし、日本円を選択し、タップ。
即時入金と振込入金が選べますが、ここでは振込入金の例を見てみます。
振込入金をタップすると、あおぞら銀行の振込入金先銀行口座情報が記載されていますので、その銀行口座に入金します。
通常、15時までに振込すれば、当日にGMOコインの口座に入金が反映されます。
取引できる通貨ペアを確認する
仮想通貨の現物取引を始める前に、取引できる通貨ペアの確認を行いましょう。
取引できる通貨ペアは、取引所によって異なりますので、まずは見方を覚えておきましょう。
通貨ペアは、たとえば、以下のように二つの通貨を/で挟んで表記されます。
ビットコイン/日本円(BTC/JPY) 636,000円
この場合は、1BTC=636,000円で取引されているということになります。
これ以外にも、よく扱われる通貨ペアに以下のようなものがあります。
ビットコイン/米ドル(BTC/USD)
イーサリアム/日本円(ETH/JPY)
この場合ですと、それぞれビットコインとアメリカドルのトレード、イーサリアムと日本円のトレードが可能、ということになります。
日本の仮想通貨取引所ですと、口座には日本円での入金しか受け付けていないこともあります。
その場合でも、すぐにアメリカドルやユーロに両替することができますが、初心者の場合、まずは日本円での投資で慣れていけば良いと思います。
トレードする通貨は、やはり一番メジャーなビットコインが扱いやすいです。
取引画面を見てみる
では、実際の取引画面を見てみます。
まずは、2Wayプライスという言葉を理解しておきましょう。
2Wayプライスとは、取引所が売りと買いの両方の取引レートを取引画面に同時に表示することです。
以下のように表示されます。
左側が売値、右側が買値となります。
売値はBid(ビッド)、買値はAsk(アスク)かOffer(オファー)と呼ばれます。
そして、左右の価格が違うことに注目してください。
常に右側のOffer(オファー)/Ask(アスク)が、左側のBid(ビッド)よりも高くなるようになっています。
買うときは高い方のOffer(オファー)/Ask(アスク)で購入して、売るときは安い方のBid(ビッド)で売るのが決まりです。
また、スプレッドという言葉は、右側と左側の価格差のことを言いますので、覚えておきましょう。
「成行注文」と「指値注文」を理解する
次に、注文方法を見ていきます。
初心者が最初に理解するべきなのは、「指値注文」と「成行注文」です。
言葉の意味として分かりやすいのは、「指値注文」でしょう。文字通り、価格を指定して注文する方法です。
対して、「成行注文」とは、売買価格を指定しないで注文する方法です。
「指値注文」は指定したレートでないと取引は行われないのに対して、「成行注文」は価格の指定がないので、確実に取引されます。
ついでにもう一つ、「逆指値注文」も簡単に覚えておきましょう。
価格の指定をするのは「指値注文」と同じですが、今よりも不利な価格を指定します。典型的には、ロスカット=損切りに使います。
簡単にいうと、逆指値注文はこれ以上損失が拡大しないように、一定の価格で損失を食い止めるために使う、ということだけ覚えておけば良いと思います。
買い注文の出し方
では、仮想通貨現物売買を実践してみましょう。
GMOコインの場合ですと、画像のように、金額指定と数量指定で売買ができるようになっています。
下の青と赤には、実際の売却/購入額が表示されます。
試しに、数量指定(BTC)で0.001BTCで取引してみます。画像の例によれば649円で購入ができます。
「以下の内容でよろしいですか?」と確認されますので、内容を確認のうえ、確定ボタンをタップ。
「注文が完了しました」と表示されます。
そして、閉じるを押してすぐ下に進むと、画像のように「直近のお取引」として取引履歴が表示されます。
売り注文の出し方
売り注文に関しても、操作はほとんど同じです。
同じようにGMOコインで、今度は0.001BTCを売却した場合を見てみます。
数量取引の欄に0.001と入力し、青の売却のボタンをタップ。
「以下の内容でよろしいですか?」と表示されますので、確定をタップ。
あとは購入の際と同じ流れです。
取引口座から出金する
次に、出金手続きを覚えておきましょう。
GMOコインにログインした後、左上の「三本線」のメニューをタップ。
口座情報をタップし、「登録情報・変更」をタップ。
「出金先口座情報」をタップし、出金先口座情報を入力してください。登録が完了したのを確認したら、入出金の項目から日本円を選び、「出金」をタップ。
出金先金融機関名、名義などが間違いないことを確認してから、出金依頼額を入力し、「2段階認証を行う」をタップ。
2段階認証のコードを入力したら、次のような確認画面が出てくるので、「実行」ボタンをタップして終了。
これで出金の手続きは完了です。
仮想通貨を始める上で知っておくこと
取引所と販売所の違い
仮想通貨取引所の取引形態には、「取引所」と「販売所」があります。
取引所の特徴
- 仮想通貨は、取引に参加している顧客間で売買する。
- 板に出ている取引価格と数量で売買する。
- 流動性が高いとスプレッド(取引コスト)が安くなる。
- 流動性が低いと自由に売買できない可能性がある。
販売所の特徴
- 仮想通貨は、販売所を運営している企業と売買する。
- 販売所の提示する価格で確実に仮想通貨を売買できる。
- 取引所よりも取引コストが割高な傾向にある。
- 初心者でも買い方がわかりやすい。
一長一短ありますので、場合によって使い分けられるように、どちらも利用できる仮想通貨取引所を選ぶのが良いでしょう。
初心者は買い方がわかりやすい「販売所」、取引コストを安く抑えたい人は「取引所」で売買するのがおすすめです。
短期取引か長期取引か決める
短期取引か長期取引か、どちらのスタンスを取るかで取引スタイルは大きく変わりますので、最初にそれぞれのメリット・デメリットを押さえておいた方が良いでしょう。
短期取引とは
短期取引は「デイトレード」といわれます。
デイトレードとは、英語でday tradingのことで、基本的に次の日にポジションを持ち越さないことからそのように呼ばれます。
そして、dayという間隔よりさらに短いのが、「スキャルピング」という取引です。
数秒~数分の間に数ティック上下しただけで取引を行っていく手法で、1日の間に複数回の取引を行い、小さな利益を積み上げていくことで利益を出すという考え方です。
一般的に仮想通貨は価格の上下が激しいので、このような短期トレードで大きな利益を出せる可能性があります。
短期取引のメリット・デメリット
まず、短期取引のメリットは少ない資金で大きな利益が狙えることです。
そして、短期取引のデメリットは損失も大きくなりやすいということです。
一般的に、ハイリスクハイリターンの投資とされています。損切りが遅くなって今までまめに積み上げてきた利益が一気に失われる可能性もあるのです。
特に、投資対象として見た場合、仮想通貨は価格の変動が激しく、初心者が短期取引を行う際は細心の注意が必要といえます。
短期取引で得られる利益は確かに魅力的ですが、この「損切り」が出来るようになってからでないと大きな損失を出してしまう可能性があり、初心者にはすすめることはできません。
FXや仮想通貨で莫大な利益を出している人は短期取引で成功しているといわれます。
ただ、そのような成功の影で、9割以上の人が失敗し、資産を失っているというデータがあることを忘れてはいけません。
長期取引とは
それに対して、長期取引では数週間から数か月ポジションを保ちます。
短期トレードのように常に価格の変動を気に病む必要はないので、初心者が始めるのには、こちらの方が取り組みやすいです。
また、レバレッジ取引は建玉管理料が発生するため、長期間のポジションを保つ長期取引は向いていません。
長期取引のメリット・デメリット
長期取引は、初心者には取り組みやすいというところがメリットになります。
どちらかというと、ローリスクローリターンの投資といえます。
デメリットとしては、仮想通貨の相場から目を離しているうちに、相場が下落しており、損切りすることもできず「塩漬け」になってしまう可能性があることです。
自分のライフスタイルで取引方法を決める
初心者のうちは長期取引で、と言いましたが、勉強が進んで慣れてくれば、短期取引に挑戦してみたくなるかもしれません。
もちろん、リスクを引き受けて行う分には良いと思います。
要はどこまでの利益を得たいのか、もしくはどこまでの損失だったら受け容れることができるのか、という判断の上で取引スタイルを決めていく必要があります。
ただ、自分の性格、ライフスタイルに応じた取引方法でないと上手く行かないと思いますので、仮想通貨投資に慣れてきた段階で少しずつ考えていけば良いと思います。
専門の書籍やサイトで質の良い知識・情報を仕入れる
仮想通貨はコインごとに持っているテクノロジーや使い道が違います。
そのため、自分が投資する仮想通貨の特徴や今後の将来性などはしっかり理解した上で、最新の情報にもアンテナを張っておく必要があります。
各コインごとの解説は次の記事をご覧ください。
仮想通貨FXに挑戦する
現物取引に慣れてきたら、次にハイリスクハイリターンの取引に移りたくなるかもしれません。それが仮想通貨FXになります。
この取引に移る前に、覚えておきたい基本的な用語を解説しておきます。
レバレッジ取引の基本を理解する
レバレッジという用語についても理解しておきましょう。
たとえば今投資に回せる手持ち資金が50,000円のみだった場合、今まで見てきた現物取引では文字通り、50,000円分の取引しかできませんでした。
しかし、レバレッジ取引では50,000円以上の取引ができます。
レバレッジの設定は取引所によって違いますが、25倍くらいまでのところが多いです。
ここで、仮にレバレッジが5倍の取引ができる場合を想定してみると、
50,000円 × 5倍分 = 250,000円分の取引ができるようになります。
また、仮に25倍だった場合、
50,000円×25=1250,000円分の取引ができます。
レバレッジは「てこ」という意味ですが、小さな力でより大きなものを動かすてこの原理になぞらえて、このような取引のことをレバレッジ取引と呼びます。
もちろん、このレバレッジ倍率が高いほど、ハイリスクハイリターンということになります。
「証拠金」と「証拠金維持率」を理解する
レバレッジ取引を理解するためには、「証拠金」と「証拠金維持率」の理解が必須です。
証拠金は、レバレッジ取引を行うときに取引口座に入れておくお金のことです。
そして、レバレッジ取引の際、含み損分は実際の証拠金から引かれていくことになります。
証拠金維持率とは、入金した証拠金のうち、どれぐらいの割合の損失を出せば持っているポジションが強制的に決済されてしまうかを指す割合のことです。
計算式は以下です。
証拠金維持率 = レバレッジ証拠金現金 ÷ 必要証拠金 × 100
仮に、50,000円を証拠金として入金し、1BTC=100,000円のときにレバレッジ25倍で12.5BTCを購入した場合。
この場合、必要証拠金は50,000円です。
そして今、1BTC=99,000円まで下がったら、1BTCあたり2,000円の損失です。
12.5BTC持っているので、12.5BTC×1,000円⁼25,000円が損失額です。
この損失額は50,000円の証拠金から差し引かれ、レバレッジ証拠金現金は25,000円になります。
そこで証拠金維持率は25,000 ÷ 50,000 × 100 = 50%となります。
この証拠金維持率が何%で強制ロスカットになるかは取引所によって違ってきます。
建玉管理料
レバレッジ取引は、ポジションを翌日まで持ち越すと通常、建玉手数料がかかります。
この手数料は取引所によって異なります。実際の取引に入る前に必ずチェックしておきましょう。
以上 初心者向けの仮想通貨投資の基本となります。是非、実践と同時並行で学習をしつつ、投資の世界に足を踏み入れてみましょう。