仮想通貨FX(ビットコインFX)は、少額の資金でもレバレッジをかけて大きな利益を出すことが可能な投資方法です。
レバレッジをかけるほどハイリスク・ハイリターンになりますが、うまく波に乗れば元手10万円から億り人になることも可能です。
この記事では、仮想通貨FXができる取引所を徹底比較し、現役トレーダーから人気の高い順番にランキング形式でご紹介します。
仮想通貨のレバレッジ取引を行う上で欠かすことのできない重要なポイントも合わせて解説しています。是非ご参考ください。
目次
初心者がビットコインFXの取引所を選ぶポイント
まず、仮想通貨FXを行う取引所を選ぶ上で欠かせない重要なポイントについてご説明します。
取引の流動性、サーバーの頑健さ
仮想通貨は瞬間的に大きく値動きがある投資商品です。もし、大暴落が起きれば多くのトレーダーは雪崩のように売り注文を出すことになります。
この時にトレーダーが集まっていない過疎の取引所では売りたくても買ってくれる人がいません。
その場合、注文を出せども買い手がつかずそのあいだも価格の暴落が起きるので損失が拡大するという悪循環が生まれます。
このような事態を回避するためには、多くのトレーダーが集まる取引所でレバレッジ取引を行うことが重要です。出来高なども注目して選ぶようにしましょう。
加えて、取引所の持っているサーバーが一度に大量の注文をさばくことができるのかということも重要な選定ポイントになります。
2017年12月の大暴落時には多くの仮想通貨FX取引所でサーバーがダウンし、売りたくても売れないという人が続出しました。
そんな中でも「GMOコイン」などサーバーがきちんと稼働している取引所では売り注文をさばくことができ、損失を最小限に抑えることができています。
どの取引所のサーバーが確実に注文をさばいてくれるのかは、 過去の事例からも判断をしていく必要があります。
取引コスト(取引手数料・スワップ・スプレッド)
取引コストには、取引手数料・スワップの他にスプレッドも含まれます。
スプレッドとは、買値と売値の差額のことです。主に取引所取引ではない相対取引業者では拡大傾向があります。
これらの取引コスト(取引手数料・スワップ・スプレッド)は、小さければ小さいほど収益に直結します。
特に、スキャルピングやデイトレードといった短期取引を行う場合は、取引コストの低い取引所を選ぶことが重要です。
仮想通貨FXのできる取引所を一覧で比較
以上のことを踏まえて、仮想通貨 FX ができる取引所についてその特徴を一覧表で示します。
取引所名 | レバレッジ | 取引可能 通貨 |
取引 手数料 |
スワップ (/日) |
ロスカット率 | 追証 |
---|---|---|---|---|---|---|
Liquid by QUOINE | 最大25倍 | BTC・ETH・QASH | 無料(BTC/JPY) 0.25%(その他) |
0.05% | 110% | なし |
みんなの ビットコイン |
最大25倍 | BTC・ETH | 無料(BTC/JPY) 0.25%(その他) |
0.05% | 110% | なし |
BITPoint | 最大25倍 | BTC | 無料 | 0.035% | 100% | なし |
Zaif | 最大25倍 | BTC | 無料 | 0.039%(日次手数料) 最大±0.375%(スワップ) |
30% | なし |
bitbank Trade |
最大20倍 | BTC | 0.01%(新規) 無料(決済) |
無料(スワップ) 0.2%(利益手数料) |
20% | なし |
bitFlyer | 最大15倍 | BTC | 無料 | 0.04% | 50% | 80% |
Coincheck | 5倍 | BTC | 無料 | 0.04%(買) 0.05%(売) |
50% | なし |
GMOコイン | 5倍 | BTC | 無料 | 0.05% | 75% | なし |
DMM Bitcoin |
5倍 | BTC・ETH・XEM XRP・LTC・ETC BCH |
無料 | 0.04% | 80% | なし |
(最終更新:2018年1月30日)
ここがポイント
- ポイント① 取引手数料・スワップについて
取引コストには、取引手数料・スワップの他にスプレッドも含まれ、主に取引所取引ではない相対取引業者に拡大傾向があります。取引業者を選ぶ上で見過ごせないポイントなので個別に解説していきます。 - ポイント② ロスカット・追証について
どの取引業者にもロスカットルールは必ず導入されていますが、追証制度はまちまちです。追証のある取引所では、表示されている証拠金維持率を下回り一定期間内に追加証拠金を入金しない場合は、証拠金維持率がロスカット率以上であってもロスカットルールが適用されてしまうので、このルールの違いには気をつけて取引するようにしましょう。 - ポイント③ 外貨の取り扱いについて
レバレッジ取引は、激しい価格変動があってこそ利益を上げるチャンスが生まれます。通貨ペアに仮想通貨/外貨の取り扱いがあるということは、一つの仮想通貨を複数の異なるマーケットで取引できるということ。その分だけ「価格変動の機会=利益のチャンス」が増えるため、この点にも着目して取引業者を検討しましょう。外貨の取り扱いの有無については個別に解説します。
2018年!仮想通貨FX取引所おすすめランキング
1位:ビットフライヤー(bitFlyer / Lightning FX)
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
最大15倍 | BTC | 無料 |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.04% | 50% | 80% |
国内取引所「bitFlyer(ビットフライヤー)」は、米国・欧州でサービスを展開するグローバル企業であり、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、第一生命保険など、多くの大手国内企業から出資を受け設立された業者です。
レバレッジをかけられる取引は「Lightning FX」「Lightning Futures(先物取引)」の2種類で、取引条件は一見すると一般的な条件に思えますが、後述する「追証」がある取引業者なので注意が必要です。
メリット
バランスのとれた高機能トレードツールで選ぶなら「bitFlyer」
高機能トレードツール「Lightning」は、「テクニカル16種類」「描画ツール」「アラート機能」「チャット機能」を搭載し、テーマ変更などの「カスタマイズ性」も多少あるので、バランスがとれた使いやすいツールだといえます。
しかし、その反面、bitFlyerはサーバーが不安定で頻繁にアクセスしづらくなるため、機会喪失には注意が必要です。
取引コストの安さで選ぶなら「bitFlyer」
取引手数料は無料、スワップは0.04%と良心的ですが、同等の条件の取引業者は他にも数多く存在しています。
しかし、bitFlyerはスプレッドがとても狭く安定しており、ほとんどの場合で0.1%未満(金額に直すと数十円〜数百円)です。
他社であれば、取引手数料やスワップが安くても、流動性が低くスプレッドが広い取引所、または手数料を多く上乗せしている相対取引業者も多いので、bitFlyerは総合的に取引コストを安く抑えることのできる取引業者です。
サイバー攻撃対策で選ぶなら「bitFlyer」
bitFlyerでは、ユーザーの資産を保護するため2種類の損害保険に加入しており、サイバー攻撃による損害補償が可能です。
まず、ユーザーアカウントへの不正アクセスにより日本円資産が不正に出金された場合の被害が補償されます。
条件は「二段階認証登録ユーザーであること」「メールアドレス・パスワード等の盗取であること」「不正な日本円出金であること」などです。
また、bitFlyer自体に対するサイバー攻撃に対しても、三井住友海上火災保険株式会社と共同開発したサイバー保険により、ビットコインの盗難、消失等に対する被害の損害賠償がされます。
デメリット
追証に注意する必要がある
bitFlyerはロスカット率は証拠金維持率50%と比較的低いのですが、証拠金維持率80%の時点で追証(マージンコール)が発生します。
大きな含み損を抱え追証が発生した場合、期日である3銀行営業日以内に不足分を入金しなければ、証拠金維持率50%を下回ってなくてもロスカットが執行され、全てのポジションが強制決済されます。
2位:リキッドバイコイン(Liquid by QUOINE)
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
最大25倍 | BTC・ETH・QASH | 無料(BTC/JPY) 0.25%(その他) |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.05% | 110% | なし |
QUOINE社が運営する国内取引所「Liquid by QUOINE(リキッドバイコイン)」は、アジアを中心に展開するグローバル企業であり、取引条件は上記の通り非常にバランスが取れています。
ただし、ロスカット率に十分余裕を持たせており、証拠金維持率110%以下でロスカットが発動するので他社よりも多めに取引口座に余裕資金が必要です。その代わり追証がありません。
トレードツールはカスタマイズ性が高く、iOS・Android向けのスマホアプリもリリースされています。
メリット
高いレバレッジ・通貨ペアの種類で選ぶなら「Liquid by QUOINE」
何と言っても、国内業者で最大25倍という高いレバレッジで取引ができるところがLiquid by QUOINEの大きなメリットです。
取引業者の多くは、自主的にレバレッジを低く規制しているとこが多いので、少ない必要証拠金で取引を初めてみたい人には適しています。(ただし、ロスカットに備え口座に余剰資金は必要です。)
また、Liquid by QUOINEでは、決済通貨として多くの外貨資金を決済通貨として利用できます。
決済通貨には、仮想通貨がBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)の2種類、法定通貨が、JPY(日本円)、USD(米ドル)、EUR(ユーロ)、AUD(豪ドル)、SGD(シンガポールドル)、HKD(香港ドル)、CNY(人民元)、IDR(インドネシアルピア)、PHP(フィリピン ペソ)、INR(インドルピー)の10種類で、全通貨ペアは19種類にも及びます。
QASHでレバレッジ取引をしたいなら「Liquid by QUOINE」
QASH(キャッシュ)とは、法定通貨・仮想通貨など含めた国際的な金融プラットフォーム「LIQUID」の開発資金のため発行された、QUOINE社のICOトークンです。
海外取引所ではBitfinex、QRYPTOSに上場されていますが、国内ではLiquid by QUOINEの現物取引でしか購入できず、そのQASHを日本円または外貨でレバレッジ取引できます。
COMSA同様、非常に期待の持てるプロジェクトであり、上場するや一気に値上がりを続け、これまでで130億円の資金調達に成功したと公式発表されています。
狭いスプレッドで選ぶなら「Liquid by QUOINE」
取引所自体の流動性がとても高いため、スプレッドはかなり狭く安定しています。
ただし、当然スプレッドは変動制なので、高騰暴落時には注意してください。
カスタマイズ性の高いトレードツールで選ぶなら「Liquid by QUOINE」
Liquid by QUOINEのパソコンツールは、タブスタイルでウィンドウを自由に配置できる非常にカスタマイズ性が高いツールで、「テクニカルは60種類以上」「描画ツールを多数搭載」「トレール注文可能」「デモトレード可能」といった、他社にはない多くの特徴を持った高機能ツールです。
かなり上級者向けのツールという印象なので、初心者の人には少し敷居が高いかもしれませんが、決して使いづらい・分かりにくい訳ではないので、操作に慣れればとても心強い取引ツールとなるはずです。
デメリット
BTC/JPY以外は取引手数料が割高
「取引手数料はBTC/JPYは無料」「スワップは全通貨ペア0.05%と一般的」とまずまずの条件ですが、BTC/JPY以外の通貨ペアの取引手数料は一律0.25%なので、他社よりもかなり割高です。
BTC/JPY以外で短期トレードをする場合、スプレッドが狭い反面、高い取引手数料を支払うことになるので取引コストが有利かどうかというと微妙なラインだと思われます。
3位:GMOコイン
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
5倍 | BTC | 無料 |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.05% | 75% | なし |
GMOインターネットグループであるGMOコインは、株式やFXなどの金融商品で培ったノウハウの多くを仮想通貨取引に取り入れている国内取引業者です。
他のユーザーとの板を介した取引所ではなく、GMOコイン相対取引となります。
サーバーが強く、相対取引にも関わらずスプレッドも狭いため、安定した取引環境が提供されています。
メリット
使い慣れたトレードツールで取引したいなら「GMOコイン」
GMOコインの強みは、パソコントレードツールとスマホアプリ「ビットレ君」の使いやすさです。
株やFXのスマホアプリの実績があるため、パフォーマンスは安定しており、デザイン・使いやすさは申し分ありません。
これまで、GMOの他の投資商品を取引したことがある人であれば、使い慣れたこれまでのスマホアプリと同じ感覚で利用できます。
しかし、どちらも「チャートの描画ツールは非搭載」、パソコントレードツールは「テクニカル6種類」、スマホアプリは「テクニカル9種類」と、テクニカル分析をする上では少々物足りなさを感じます。
サイバー攻撃対策で選ぶなら「GMOコイン」
GMOコインは、中小企業向けのサイバーセキュリティ対策支援で数多くの実績がある三井住友海上火災保険株式会社と連携し、サイバーセキュリティ対策を強化しています。
その他に、2段階認証とマルチシグもしっかり導入しているので、セキュリティ対策には十分力を入れていると思われます。
ただし、あくまで「対策」だけであり、bitFlyerのようなサイバー保険ではないため被害額が補償される確証はありません。
デメリット
レバレッジを5倍に制限している
もともとGMOコインは、レバレッジを「5倍、15倍、25倍」から選択できましたが、2018年1月16日より「15倍、25倍」への新規変更受付が停止しています。(2018年1月30日時点)
しかし、「仮想通貨はBTCのみで十分」「レバレッジも5倍で十分」という人には、GMOコインはオススメの業者です。
DMM Bitcoin
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
5倍 | BTC・ETH・XEM・XRP LTC、ETC・BCH |
無料 |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.04% | 80% | なし |
DMMグループの「DMM Bitcoin」は、平成30年1月1日にサービスを開始したばかりですが、もともとDMMはFXなどの取引サービスに定評のある企業なので、サービスの基盤がスタート時点からしっかりと構築された国内取引業者です。
GMOコイン同様に、「DMM Bitcoinとの相対取引」「トレードツール・スマホアプリが使いやすい」といった特徴を持っています。
メリット
仮想通貨の種類で選ぶなら「DMM Bitcoin」
DMM Bitcoinは、レバレッジ取引の仮想通貨の種類がとても多く、BTC(ビットコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、ETH(イーサリアム)、ETC(イーサクラシック)、XEM(ネム)、XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)の7種類です。
通貨ペアは14種類あり、決済通貨としてJPY(日本円)の他に、BTCとETHでも取引できるので、トレードチャンスの多さは国内取引業者の中ではトップクラスです。
相対取引の安定性とスプレッドの狭さで選ぶなら「DMM Bitcoin」
相対取引のメリットは、取引所取引よりも比較的相場が安定しているという点ですが、業者の手数料が上乗せされスプレッドは拡大傾向にあります。
しかし、DMM Bitcoinの場合、相対取引にも関わらずスプレッドはとても狭く安定しているため、短期トレードにはオススメできる業者です。
使い慣れたトレードツールで取引したいなら「DMM Bitcoin」
GMOコイン同様に、DMM Bitcoinもトレードツール・スマホアプリがオススメの業者です。
スマホアプリに至っては、DMM FXで取引したことのある人であれば見間違えるほどデザイン・機能が似ており、ユーザビリティの高さは他社を圧倒しています。
機能は、スマホアプリが「テクニカル9種類」「描画ツールなし」、パソコントレードツールが「テクニカル19種類」「描画ツール2種類」と一般的です。
パソコントレードツールは「チャート上から指値・逆指値注文可能」「最大4種類の比較チャート」といった、他社にはない機能を多く搭載しています。
デメリット
レバレッジが5倍固定
せっかくレバレッジ取引をするのであれば、限られた資金を高いレバレッジで取引し大きなチャンスを掴んでみたいものですが、DMM Bitcoinはレバレッジ5倍固定なので、この点に不満があれば他社を検討したほうが良いでしょう。
しかし、それ以外はこれといって目立ったデメリットが見当たらないのがDMM Bitcoinの凄いところです。
ビットバンクトレード(bitbank Trade/BTCFX)
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
最大20倍 | BTC | 0.01%(新規) 無料(決済) |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
無料(スワップ) 0.2%(利益手数料) |
20% | なし |
国内取引所「bitbank」には、現物取引専用の「bitbank.cc」と信用取引専用の「bitbank Trade」という2つの取引所が存在します。
取引条件は、他社のレバレッジ取引と比べて制限が多い取引となります。
しかし、国内取引所で数少ないゼロカット(証拠BTC以上のマイナスが出ても損失を負担しなくて良い仕組み)を採用しているのが大きな強みです。
「bitbank Trade」で、BTCFX取引を始めるためには、BTC(ビットコイン)を所有していなければなりません。
理由は、「取引できる通貨ペアが、BTC/USD(ビットコイン/米ドル)の一つだけ」「BTCのみ入金可能」「USDは入金不可」という特徴があるためです。
そのため、bitbank.ccでBTCを購入するか、他の取引所・ウォレットからビットコインを送金する必要があります。
そして、ビットコインを入金したとしても、初めはUSD資産がゼロの状態なので、必ず売り注文からスタートしなければいけません。
また、信用取引の性質上、その他の取引にはない決済期日も存在します。
後述する取引コストは、他社とは大きくルールが異なるためトレードスタイルによっては割高となります。
メリット
狭いスプレッドで選ぶなら「bitbank Trade」
bitbankは、世界最大級の中国の取引所「OKCoin」とシステムを連携しているため、流動性がとても高く、スプレッドが狭く安定しています。
中長期トレードの取引コストの安さで選ぶなら「bitbank Trade」
他社のレバレッジ取引には、必ずと言っていいほどロールオーバーによるスワップ手数料が発生しますが、bitbankにはありません。
そのため、他社よりも中長期トレードのコストを低く抑えることができます。
追証なしで最もロスカットに耐えられる業者なら「bitbank」
「追証なし」「ロスカット率が20%」なので、一覧表の取引業者の中では最も大きな含み損まで耐えられる業者です。
ただし、もしロスカットが発動してしまった場合は、最も損失が大きくなる業者なので注意してください。
デメリット
短期売買は取引コストが高いため向いていない
bitbank Tradeは、短期売買で利益を積み上げるトレードスタイルには向いていません。
その理由は、スワップ手数料がない代わりに利益確定ごとに0.2%のキャピタルゲインフィーという手数料が徴収されるためです。
取引手数料と合わせると、新規/決済で0.21%も取引コストがかかります。
しかし、このキャピタルゲインフィーは積立され、万が一、証拠金以上の損失が出たユーザーがいた場合は、その損失に積立金を充てることで追証を無くしています。
これは、ユーザー同士がリスクを補い合う、ZaifのEPSに非常に良く似たシステムです。
ザイフ(Zaif)
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
最大25倍 | BTC | 無料 |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.039%(日次手数料) 最大±0.375%(スワップ) |
30% | なし |
※取扱商品の内「Air FX」の取引条件
「Zaif(ザイフ)」は、テックビューロ株式会社が運営する国内取引所で、レバレッジ取引には「Air FX」「信用取引」「先物取引」の3種類があります。
一覧表の業者の中では最も取引種類が豊富ですが、仮想通貨はBTC(ビットコイン)のみ、決済通貨もJPY(日本円)のみです。
一時的に口座開設に制限をかけなければならないほどユーザー数が増加したため、取引所の流動性はとても高くスプレッドは狭く安定していますが、他社と比較すると平均的といえます。
また、Zaifは独自ルールが多い業者なので、他社のものと同じように考えて取引を始めないよう注意してください。
メリット
追証がなく低いロスカット率で選ぶなら「Zaif」
Zaifは、30%という低いロスカット率にも関わらず追証がないため、必要証拠金以上の資金を投入する必要がありません。
一般的に、これほど低いロスカット率を設定している業者は、顧客の資産保護の観点から追証制度を導入します。ZaifのAir FXの場合は、EPSという独自制度を導入することで追証を不要にしています。
高機能かつ分かりやすいトレードツールで選ぶなら「Zaif」
パソコンのトレードツールは「テクニカルが60種類以上」「豊富な描画ツール」「チャット機能」などを搭載しており、初心者の人にも分かりやすいユーザーインターフェースが特徴です。
他にも「複数の通貨ペアを1画面に表示できる比較チャート」「スナップショット」「価格アラート」がなど便利な機能を多く搭載しています。
デメリット
利益を出しているユーザほど強制決済のリスクと取引コストを負担する
Air FXではEPSにより追証はありませんが、証拠金以上の含み損を抱えた場合はロスカットとは別に強制決済が実行されます。
この強制決済のラインは、相場の状況に合わせ常に変動します。
そして、万が一必要証拠金以上の損失が出てしまった場合は、それを補填するためにその時点で最も大きな含み益を上げているユーザーのポジションも強制決済される仕組みです。
そのため、この制度は利益を上げているユーザーほど機会喪失のリスクが高まる恐れがあります。
また、Air FX・先物取引では日次手数料0.039%(2時間毎に0.00325%)、信用取引では借入手数料0.039%(1日毎)が発生します。
Air FXの場合は日次手数料に加えて、現物価格との乖離を是正するために最大±0.375%のスワップ(2時間毎)が発生します。
他社で言うところのスワップは日次手数料のことで、Zaifで言うところのスワップはAir FXの独自の手数料です。
これは、乖離を拡大させるポジションから乖離を是正しようとするポジションに対して支払われます。
信用取引の場合は借入手数料に加えて、レバレッジ1倍以外は利益手数料0.7%(利益確定毎)が別途徴収されます。
このように、Zaifでは利益を上げているユーザーも強制決済のリスクと取引コストを負担しなければなりません。
みんなのビットコイン
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
最大25倍 | BTC、ETH | 無料(BTC/JPY) 0.25%(その他) |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.05% | 110% | なし |
トレイダーズインベストメントの子会社「みんなのビットコイン」は、前述のLiquid by QUOINEと業務提携をしている国内取引所です。
その関係上、取引条件はLiquid by QUOINEとほぼ同一であり、主な違いは「トレードツール」「QASH(キャッシュ)の取り扱いがない」「スマホ非対応」の3点です。
メリット
高いレバレッジ・通貨ペアで選ぶなら「みんなのビットコイン」
Liquid by QUOINEと比べると、レバレッジは同じ最大25倍まで設定できますが、QASHの取り扱いがない分だけ通貨ペア数は劣ります。
決済通貨として使える法定通貨は、同じ10種類、全通貨ペア数は12種類と豊富です。
狭いスプレッドで選ぶなら「みんなのビットコイン」
Liquid by QUOINEと業務提携をしている関係で、こちらもスプレッドが狭く安定しています。
程よいカスタマイズ性と機能のトレードツールで選ぶなら「みんなのビットコイン」
パソコンツールはLiquid by QUOINEに比べるとカスタマイズ性は劣りますが、「テクニカルは60種類以上」「豊富な描画ツール」といった点が共通しています。
操作性はどちらかというと初心者の人にも使いやすいシステムとなっており、各種ウィンドウは折りたたみ式の独自性の高いツールです。
デメリット
スマホには対応していない
スマホアプリはリリースされておらず、トレードツールはスマホでは動作推奨対象外なので、スマホでのトレードはオススメできません。
ビットポイント(BITPoint)
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
最大25倍 | BTC | 無料 |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.035% | 100% | なし |
株式会社リミックスポイントの子会社「BITPOINT(ビットポイント)」は、台湾・香港でも取引所を展開する国内取引業者です。
他のユーザーと板を介して取引をする取引所取引ではなく、BITPointとの相対取引となります。
レバレッジをかけられる取引には、「レバレッジ取引」「ビットポイントFX取引」の2種類があり、取引条件はどちらも仮想通貨の種類がBTCのみですが比較的好条件です。
また、情報量が多く初心者向けの無料セミナーを開催するなど、ユーザーサポートにはとても積極的な取引業者です。
メリット
高いレバレッジ・ビットコイン取引の決済通貨の多さで選ぶなら「BITPoint」
最大25倍の高いレバレッジをかけることができ、仮想通貨はBTC(ビットコイン)のみですが、その取引の決済通貨としてJPY(日本円)、USD(米ドル)、EUR(ユーロ)、HKD(香港ドル)の4種類が選択できます。
それぞれのマーケットの価格変動の特徴を掴めば、利益を上げられるチャンスの多い取引業者です。
MT4を使った仮想通貨の自動売買なら「BITPoint」
取引商品の一つであるビットポイントFX取引は、国内業者で唯一、仮想通貨取引のトレードツールに「Meta Trader 4(MT4)」を採用しています。
MT4は、世界中の金融機関・取引業者のトレードツールに採用されており、オリジナルインディケータ作成や自動売買ができる高機能ツールなので、以前から他の投資商品で利用している人も多いはずです。
BITPointは、そのMT4を仮想通貨のレバレッジ取引にも利用できるということもあり、以前からMT4を使っているユーザーにとっては注目の業者です。
日本円資金の保証で選ぶなら「BITPoint」
BITPointは、国内で唯一、預入している日本円が信託保全により保護される業者です。
日本円はBITPointの資産とは分別管理され、もしBITPointが破綻したとしても信託先の日証金信託銀行より資金は返還されるため、とても信頼性の高い業者といえます。
デメリット
手数料が上乗せされたスプレッドがかなり広い
ビットポイントは、売買手数料は無料ですが、どの取引もスプレッドがかなり広いところが気になります。
これは相対取引の仕組み上、スプレッドには実質手数料が上乗せされているためです。
しかし、相対取引の場合は業者が間に入ることで相場の緩衝材の役目を果たすため、個人投資家や機関投資家の大口注文がダイレクトに相場を高騰暴落させにくいというメリットもあります。
【新規登録停止】Coincheck(コインチェック)
レバレッジ | 取引可能通貨 | 取引手数料 |
---|---|---|
5倍 | BTC | 無料 |
スワップ | ロスカット率 | 追証 |
0.04%(買) 0.05%(売) |
50% | なし |
コインチェックは日本最大級の国内取引所であり、分かりやすい取引プラットフォームや手数料の安さの面で非常に人気のある取引業者です。
レバレッジをかけられる取引には「レバレッジ取引」「信用取引」の2種類がありましたが、現在は信用取引の新規借入は中止されており、再開のめどは立っていません。(2018年1月30日時点)
この「レバレッジ取引」一本だけでは、他社と比較してもこれといって優位な点は見当たらないため、LSK(リスク)、XMR(モネロ)、FCT(ファクトム)などの取り扱いがある現物取引をメインで利用した方が良い取引業者です。
注意!
Coincheckは2018年1月26日に、XEM(ネム)580億円分が不正アクセスにより流出したとの発表がありました。
これは、2014年のマウントゴックス465億円(原因は現在も調査中)をはるかに上回る、過去最大の被害です。
XEMに関しては、完全オフラインでの管理が技術的に難しく、今回の被害に至ったとのことです。
また、金融庁への取引所登録に関しても、申請はしていますが現在もまだ受理されておらず、逆に業務改善命令を受けてしまったため、信頼性・信用の面でかなりリスクの高い取引業者です。
XEMを保有していたユーザーへの保証としては、日本円での返金が決定しましたが、業務自体の存続に関しては未定です。
現在、「ビットコイン以外の通貨の売買は停止」「日本円の入金は可能だが出金はできない」「その他の仮想通貨の入出金停止」「キャンペーン中止」などさまざまな制限がかけられています。
Coincheckは、このようなずさんな管理体制が明るみになったため、現時点ではメリット・デメリットを述べて利用をオススメすることできません。
(2018年1月30日時点)