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仮想通貨取引のリスク(危険性)と対処法

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仮想通貨取引をする場合、それにまつわるリスクを理解することが大切です。

比較的新しい金融商品である仮想通貨には、通常考えられる投資一般のリスク以外にも、仮想通貨特有のさまざまなリスクが存在します。

どんな投資にも言える大切な基本は、事前にリスクと対処法を知っておくことです。仮想通貨取引に関する11のリスクを検証しながら、その対処法を考えていきましょう。

仮想通貨取引所に関するリスクと対処法

ビットコインなどの仮想通貨を入手する方法は何通りかありますが、仮想通貨専用の取引所を通じて売り買いするのが、最も一般的な方法です。

ですから仮想通貨取引を始めるにあたっては、まず口座を開設する取引所を選ぶ必要があります。

仮想通貨取引所というのは、一般企業がインターネット上で運営している、仮想通貨を売りたい人と買いたい人が取引できる場のことです。

仮想通貨取引所は法規制が整えられている最中で、全ての取引所が必ずしも安全とは言えません。そのため取引所を選ぶ際には注意が必要です。

仮想通貨取引所に関係するリスクには次の3つが考えられます。

1.取引所破たんのリスク

万が一取引所が資金難により破たんした場合、預けている仮想通貨や円資金に対する補償はほとんどありません

インターネット上で仮想通貨を扱う取引所において、破たんを招く最大の原因は、ハッカーによる仮想通貨盗難です。

破たんのリスクは、証券取引所などよりも高いという事実を念頭に入れておきましょう。

2.取引所やその従業員が不正をおこなうリスク

取引所や従業員が不正を働くリスクも考えられます。取引所自体が詐欺を行うケースや、従業員が顧客からの預かり資産を悪用したりするリスクも考えられます。

2014年に仮想通貨取引所マウントゴックス社が破たんした事件も、元社長が顧客資産を流用したことが原因でした。

3.取引所システムの障害リスク

取引所システムに何らかの問題が発生して取引ができなくなった場合、希望価格やタイミングで売り買いができなくなり、損失が出るリスクも考えられます。

 

取引所選びの対処法

2017年4月の改正資金決済法により、仮想通貨取引所は登録制となりました。金融庁による登録条件には1千万円以上の資本金、顧客保護のための資産の分別管理などが含まれています。

少しでも安全な取引所を選ぶ際に注意したいのは以下の点です。

金融庁に仮想通貨交換業者として登録されているか

初めて仮想通貨取引所に口座を開設する場合は特に、「仮想通貨交換業者」として登録されているか、または「みなし仮想通貨交換業者」として営業している取引所を選びましょう。

「みなし仮想通貨交換業者」というのは、金融庁が審査中という意味です。各取引所のホームページに登録番号または申請中の情報が掲載されています。

マルチシグネチャを採用しているか

取引所ホームページを参考にして、従業員の不正を防ぐための手段を取っているかどうか確認しましょう。

顧客資金を動かす場合に、複数の従業員から承認が必要な「マルチシグネチャ」システムを採用しているか、などがその代表的なものです。

顧客資産をコールドウォレットで管理しているか

現在ほとんどの取引所で対応していますが、顧客資産を「コールドウォレット」で管理しているか確認しましょう。「ウォレット」というのは仮想通貨を保管する手段です。

その中でも「コールドウォレット」は、インターネットに接続していないオフライン状態で仮想通貨を管理する方法で、ハッカー対策などに特に有効な手段となっています。

ネットの口コミや評判はどうか

インターネット上の口コミや評判などを元に、過去のシステム障害情報や使い勝手、取引所の対応の関する情報を得ましょう。

 

仮想通貨自体がもつリスクと対処法

仮想通貨の取引には、既存の通貨や金融商品とは異なるリスクが伴うこともあります。

4.国の補償がないというリスク

仮想通貨はインターネット上の通貨で、円やドルなどの法定通貨とは違います。

もし預け先の金融機関が破たんした場合には、法定通貨だと1千万円まで発行元である国が補償してくれますが、仮想通貨にはそれがありません。

対処法

保証サービスのある取引所を利用する

一部大手の取引所では万が一預かっている顧客資産が盗難にあった場合、条件付きで保証サービスを提供しているところもあります。

自分のウォレットに保管する

保有する仮想通貨を取引所に預けたままにせず、自分で「ウォレット」を準備して保管することが大切です。

USBスティックのような「ハードウェアウォレット」や、前述した「コールドウォレット」の一種で紙で保管する「ペーパーウォレット」などが、個人でも安全に仮想通貨を保管する手段です。

 

5.買った仮想通貨が詐欺だった場合のリスク

仮想通貨はノウハウさえあれば誰でも発行することが可能なため、悪用目的で発行される通貨もあります。例えば通貨自体が詐欺の可能性もあるわけです。

対処法

ビットコインやイーサリアムなど、日本や世界の主だった取引所でも扱われているような通貨は大丈夫ですが、もしあまり知られていない仮想通貨を購入したい場合には、発行の際に作られる「ホワイトペーパー」に必ず目を通しましょう。

「ホワイトペーパー」には、その通貨の発行目的や技術について詳細が書かれています。自分で納得がいくものを購入しましょう。

 

6.振込先を間違えてしまった場合のリスク

仮想通貨を入出金する場合は、銀行の口座番号に該当する「アドレス」を使います。アドレスは26~35文字の英数字か、QRコードで表されます。

間違えたアドレスに送ってその送金が成立してしまった場合、その分の仮想通貨を取り戻すことはほぼ不可能です。

対処法

送金先を指定する場合には必ずQRコードを使うか、文字列のアドレスの場合には必ず「コピー」して「貼り付け」しましょう。

 

7.価格変動によるリスク

仮想通貨には価格変動を抑制するための値幅制限などはなく、取引所からの介入も一切ないため、短時間で大きな値動きをすることが多くあります。

例えば証券取引所には、公正な価格での取引を促す目的で値幅制限があり、大幅な価格変動の際には取引の一時停止などの規制が入ります。ですが仮想通貨の取引所は取引価格への規制介入を一切行いません。

対処法

どんな投資にも共通する対処法ですが、自分の投資スタイルを決めておき、例えば長期保有をするなら短期間の値動きに惑わされない事、ロスカットをする際の損切り価格を決めておく、などの手段で対応しましょう。

 

自己管理不足によるリスク

仮想通貨の取引環境を自分でしっかり管理していないと、次のようなリスクを引き起こす可能性があります。

8. PC環境やスマホ関連のリスク

取引に使うPCにウイルス対策をしていなかったり、PCやスマホの画面にパスワードを設定せず誰でも使える状況になっていた場合など、ウイルスに感染したり不正にアクセスされたりして、口座情報やパスコードなど大切な情報を盗まれる可能性があります。

対処法

PCやスマホには必ずパスワードを設定し、最新のウィルス対策を取りましょう。PCが破損した際のバックアップ対策も普段から行っておくことが大切です。

9.パスワード管理に関するリスク

取引関連のパスワードを忘れてしまったり、なくしたりするリスクがあります。また、複数のサイトで同じパスワードを使い回していると、ハッキングされたりして第三者にパスワードが漏れるリスクが高まります。

対処法

パスワード管理のソフトウェアを使用し、パスワードの紛失や漏洩のリスクを減らしましょう。ブラウザについているパスワード自動記憶機能の使用は絶対にやめましょう。

10.取引環境にまつわるリスク

公共Wi-Fiは暗号化されていないため、情報が盗まれるリスクが非常に高くなります。

対処法

公共Wi-Fiからの取引所へのログインすることは絶対にやめましょう。

11.取引方法によって生じるリスク

自分の許容範囲以上のリスクを取って取引することによって、発生するリスクもあります。

例えば多くの取引所では、レバレッジ取引という元資金よりも多くの金額で売買ができる取引方法を提供しています。

5倍のレバレッジを使うと、1万円の資金で5万円分の取引ができます。上手くいくと利益は5倍になりますが、失敗すると損失も5倍になります。

対処法

すべての投資に言える事ですが、投資は余剰資金で行うものであり、取れるリスクレベルも人によって異なります。

まだ新しい金融商品でもあり値動きも激しい仮想通貨に関しては特に、余剰資金のうちの何%を使うかを決めてしっかりした投資計画を立てましょう。

 

まとめ

仮想通貨取引には一般的なものから仮想通貨特有のものまで、さまざまなリスクが考えられます。

たいていのリスクは対処法を学び実行することによって、回避することが可能になります。

仮想通貨取引で大切なのは情報収集と自己管理です。しっかりした知識を元に、安全な取引を行えるようにしましょう。

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