この記事では「仮想通貨初心者が利益を上げるために最もおすすめの取引所」を教えます。
金融庁に登録済みの仮想通貨業者を比較し、さらに現役トレーダーの人気順にランキング形式でご紹介します。
仮想通貨取引を始めるとき、まず最初に選ぶ必要があるのが仮想通貨取引所です。
仮想通貨市場はどんどん成長している一方で、マウントゴックス事件やコインチェック事件など取引所に関する不安なニュースも多いです。
まず、取引所選びで失敗しないために重要な3つのポイントを説明します。
最後まで読んでいただくと、きっとご自身にあった最適な口座が見つかるはずです。
仮想通貨取引所の選び方
仮想通貨取引所を選ぶ上で次の3点は超重要です。
安全性とセキュリティ
仮想通貨交換業者として許可された取引所を選ぶ
運営会社の安全性を確認することは、取引所を選ぶ際の最優先事項になります。
金融庁が仮想通貨交換業者として認可した取引所は資本金が1千万円以上で、顧客資産と会社資産の分別管理などの顧客保護、内部監査の徹底など厳しいガイドラインを満たした取引所なので、会社の安全性は高くなっています。
NEM(ネム)の不正流出が発覚したコインチェックは「仮想通貨交換業者」ではなく「みなし業者」として営業されていました。
この記事では、金融庁が「仮想通貨交換業者」と認定した安全性の高い取引所のみ紹介します。
セキュリティの高さ
仮想通貨は法定通貨ではないので、万が一のことがあっても国からの補償はありません。
インターネット上にある取引所は常にハッキングのリスクがあるため、取引所のセキュリティの高さも非常に重要なポイントです。
例えば、取引所システムへの不正なアクセスを感知できる24時間体制の監視システムや、より安全性の高いオフライン状態での資産管理などです。
また、顧客が使用する取引システムのセキュリティ対策も大切になってきます。二段階認証システムや自動ログアウト、ログイン通知などがあるかどうかです。
そして大前提として、仮想通貨の管理は取引所任せにするのではなく、ハードウェアウォレットなどに移してきちんと自分で保管することが重要です。
取扱通貨と取引コスト
取扱通貨の種類
どの国内取引所でもビットコイン(BTC)は売買できますが、それ以外のアルトコインは取り扱っていない取引所も多いです。
イーサリアム(ETH)やリスク(LSK)、リップル(XRP)といった将来性が期待されるアルトコインや、取引所独自のトークンを購入したい場合はそれらを取り扱っている取引所でアカウント登録する必要があります。
取引コスト(取引手数料・スワップ・スプレッド)
取引コストには、取引手数料・スワップの他にスプレッドも含まれます。
スプレッドとは、買値と売値の差額のことです。一般的には取引量が多い取引所ではスプレッドが安めになります。
スワップは、仮想通貨FXなどのレバレッジ取引をする場合のみ別途必要となるコストのことです。
これらの取引コスト(取引手数料・スワップ・スプレッド)は、小さければ小さいほど収益に直結します。
特に、スキャルピングやデイトレードといった短期取引を行う場合は、取引コストの低い取引所を選ぶことが重要です。
サーバーの強さと取引の流動性
取引所のサーバーの強さと流動性の高さも重要な選定ポイントです。
仮想通貨の暴落時にサーバーが弱い取引所だと、顧客のアクセス集中によりサーバーエラーが発生して取引不能となることがあります。
また、取引の流動性が低い取引所では、売りたくても買ってくれる人がいないので、買い手が見つからない間に損失が拡大するということも起こります。
これらの危険を回避するためには、多くのトレーダーが集まる取引所で売買を行うことが重要です。出来高なども注目して選ぶようにしましょう。
2018年版!仮想通貨初心者に1番おすすめの取引所ランキング
第1位:取引量・ユーザー数・資本金No.1【bitFlyer】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、ETH、ETC LTC、MONA、LSK |
現物:0.01〜0.15% FX/Futures:無料 |
最大15倍 | 基本:0.04% SFD:±0.5〜3.0% |
こんな人にオススメ!
- 流動性の高さを重視
- メインの取引アカウントを探している
- リスク(LSK)やモナコイン(MONA)を購入したい
bitFlyer(ビットフライヤー)は、国内の多くの大手企業から出資を受け設立された国内取引所・販売所で、取引高・ユーザー数・資本金が日本一の非常に人気の高い取引所の一つです。※bitFlyer調べ、2017年12月時点
取引所では、ビットコインの現物取引と最大15倍のレバレッジ取引が可能です。
現物取引には手数料がかかりますが、FXとFutrues(先物取引)は取引手数料無料であり、どちらもスプレッドがかなり狭いので、取引所では全体的にコストを安く抑えることができます。
販売所では、ビットコイン・アルトコインの現物取引のみ可能ですが、スプレッドがかなり広く設定されており取引所よりはコストがかなり割高になるため、時と場合で使い分けます。
運営会社は、米国・欧州での取引所運営、自社ブロックチェーン開発、ビットコイン決済などさまざまな仮想通貨サービスを展開して事業拡大を図っている企業なので安心感があります。
セキュリティ対策は、資産の分別管理・コールドウォレット・マルチシグ・2段階認証・ログイン通知に対応しており業界水準は満たしていると言えるでしょう。
スマホアプリと取引ツールが初心者でも使いやすい
パソコンの取引ツールは、簡易ツール(画像:左)と高機能ツールLightning(画像:右)の2種類があります。
※画像は左右にスクロールします。
簡易ツールでは、販売所でビットコイン・アルトコインの現物取引と、取引所でビットコインの現物取引が可能です。非常にシンプルな作りなので初心者の人でも迷わず売買できます。
高機能ツールLightningは、取引所でビットコインの現物取引・FX・Futuresが可能で、多くのテクニカル・描画ツールが利用できる高機能チャートを搭載しているため、上級者も満足できるでしょう。
スマホアプリは、ビットコイン・アルトコインの販売所と、ビットコインの取引所の機能がメインです。
※画像は左右にスクロールします。
シンプルなデザインと操作性の良さから、日頃の相場のチェックにはメインとして使える優れたアプリだと思います。
しかし、スマホ版Lightningは、スマホ上では操作性の悪さや表示速度の遅さが気になるため、レバレッジ取引にはパソコン版Lightningを利用した方が良いです。
また、全仮想通貨の価格一覧を見ることができるウィジェットもなかなか便利。(iOS・Androidどちらでも利用可能)
取引高と流動性の高さからスプレッドがとても狭い
bitFlyerは日本一の取引高を誇りますが、世界的に見ても他の大手海外取引所を圧倒しています。
その取引高の多さはスプレッドにも反映されていて、ビットコインのスプレッドは1,000円前後で安定的に推移しています。
以下の画像は、coinhills(世界の取引所の直近24時間の取引高を公開しているサイト)より抜粋したものです。※2018年2月11日時点
※画像は左右にスクロールします。
bitFlyerは他のBinanceやOKEXに比べると、仮想通貨の種類が圧倒的に少ないにも関わらず、取引所全体の仮想通貨の取引高(画像:左)が1位、ビットコインの取引高(画像:右)に至っては2位との差が歴然です。
取引高は、一部の大口個人投資家・機関投資家がマーケットに参加することで一時的に大きく膨らみますが、bitFlyerは常に上位を維持しています。
2種類の損害保険とセキュリティファースト
bitFlyerは、セキュリティファースト主義を掲げ、顧客の資産保護を第一優先に取り組んでいます。
セキュリティ対策は、前述の通り業界標準を全てクリアしていることに加え、2種類の損害保険に加入しサイバー攻撃に備えているためとても安心です。
第一に、悪意のある第三者の不正アクセスにより、ユーザーアカウントの日本円資産が流出した場合の補償、第二に、三井住友海上火災保険株式会社のサイバー保険により、bitFlyer自体が攻撃されビットコインの盗難・消失被害が発生した場合にも損害賠償がされます。
デメリット! 暴落時のサーバーダウン
2017年12月から2018年1月にかけてのビットコイン暴落時には、多くの取引所においてアクセスしづらい状況が発生しており、bitFlyerも障害発生と復旧を繰り返していました。
現在はアップデートにより改善がされたとのことですが、万が一に備え、予備で別の取引所でも口座開設しておくことをおすすめします。
第2位:取扱トークンが多くコイン積立もできる【Zaif】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、BCH、ETH XEM、MONA トークン 9種類 |
現物:メイカー-0.05% テイカー-0.01% 信用/FX/先物:無料 |
最大25倍 | 共通:0.039% 信用:利益確定時0.7% FX/先物:最大±0.375% |
こんな人にオススメ!
- 仮想通貨でいろいろな種類の投資をしてみたい
- 国内取引所でさまざまなアルトコイン・トークンを購入したい
- スマホでも快適にトレードしたい
Zaif(ザイフ)は、テックビューロ株式会社が運営する国内取引所・販売所です。
現物取引の他に、3種類のレバレッジ取引(AirFX、信用取引、先物取引)やコイン積立などが可能なため、仮想通貨をさまざまな投資商品で運用できます。
国内取引所の中では、現物取引の仮想通貨・トークンの種類の多さ、手数料の安さ、レバレッジ最大25倍で取引ができる点が大きな特徴です。
販売所では、ビットコインとモナコインの現物取引が可能ですが、bitFlyer同様にスプレッドがかなり広いのでコストの面で割高です。
セキュリティ対策は、資産の分別管理・コールドウォレット・マルチシグ・2段階認証・ログイン通知に対応しており業界水準は満たしています。
ビットコインの現物取引手数料がマイナス
Zaifは、取引所におけるビットコイン現物取引手数料がマイナスなので、取引をすればするほどキャッシュバックがもらえるという大きな魅力があります。
手数料率はメイカー-0.05% テイカーが-0.01%で、集計は日毎に行われ翌日に日本円でキャッシュバックされます。
この「取引手数料マイナスボーナス制度」を実施しているのは国内ではZaifのみです。
投資商品とアルトコイン・トークンの種類が豊富
Zaifで売買できる仮想通貨は、ビットコイン・ネム・モナコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアムの5種類です。
トークンは、自社トークンのザイフ・カウンターパーティー・ビットクリスタル・ストレージ・フィスココイン・ぺぺキャッシュ・カイカコイン・ネクスコイン・コムサの9種類を取扱っており、他社と比べ圧倒的な種類の多さです。
このトークンのほとんどは、国内ではZaifを含め一部の取引所でしか取引できません。
また、レバレッジ取引の種類の多さと、最大レバレッジの高さもZaifの魅力の一つです。
AirFX、先物取引がレバレッジ最大25倍、信用取引がレバレッジ最大7.77倍で、業界でもかなり狭いスプレッドで取引できます。
一つの取引所でさまざまな仮想通貨と投資商品で取引ができるということは、利益の追及やリスク分散といった観点の他に、初心者の人が自分にあったトレードスタイルを探すことにも役立ちます。
高機能かつ分かりやすいオールインワンタイプのトレードツール
一般的に、取扱う投資商品や仮想通貨の種類が多い場合、トレードツールが複雑化するため初心者には操作が厳しくなりがちです。
しかし、Zaifのトレードツールは、機能性と操作性のバランスがとても良く取れており、初心者にも使いやすいと思います。
主要通貨・トークン・COMSAごとに分類されているので分かりやすく、別画面で開くことができる詳細チャートでは、60種類以上のテクニカルと多くの描画ツールが搭載していて業界でもトップクラスの機能を誇ります。
また、スマホアプリでも同じトレードツールで取引できるので、外出先でも問題ありません。スマホ画面なので各機能のレイアウトは多少異なります。
デメリット! レバレッジ取引はルールが複雑
AirFX、信用取引、先物取引の3種類のレバレッジ取引は、ルールの複雑さとリスクの高さに注意してください。
損失を抱えた場合の追加資金(追証)の請求をなくす代わりに、利益を出している人のポジションも強制決済されてしまうなどの独自ルールがあり初心者には少々難解です。
他社とは取引ルールが大きく違うので、しっかり理解してから取引するようにしましょう。
第3位:低コストで長期運用にも有利【bitbank】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、BCH、ETH LTC、XRP、MONA |
現物:無料 先物:新規0.01%/決済無料 |
最大20倍 | 基本:無料 利益確定時0.2% |
こんな人にオススメ!
- ビットコインを低コスト・ハイレバレッジで長期運用したい
- サブアカウントを作りたい
- リップル(XRP)を購入したい
- スマホでも快適にトレードしたい
bitbank(ビットバンク)は、現物取引bitbank.ccと国内初であるビットコイン先物取引bitbankTradeの2つの取引所を運営しており、それぞれトレードツールも異なります。
世界最大規模の取引所OKEX.com(旧OKCoin)の取次をしていることで流動性がとても高く、狭いスプレッドと現物取引の手数料無料により低コストで取引ができます。
また、スマホにも最適化された取引ツールはシンプルで操作性がとても良いです。
ユーザの目的やスキルに合わせ、取引所・アカウント・トレードツールを明確に分けることで「初めは現物取引をメインで利用し、ゆくゆくは上級者向けの先物取引にもチャレンジする」ことができます。
セキュリティ対策は、資産の分別管理・コールドウォレット・マルチシグ・2段階認証に対応していますが、ログイン通知サービスがないため注意が必要です。
スワップポイントなしで先物取引ができる
bitbankTrade(先物取引)はリスクが高いため、超初心者の人にいきなり取引をオススメすることはできませんが、他社よりもビットコインの長期運用にはとても有利な条件です。
なぜなら、bitbankにスワップポイントがありません。
先物取引では、ポジションを保有したまま日をまたぐことでスワップポイントという手数料が発生することが一般的です。
その他のコストとしては、新規注文時にだけ取引手数料0.01%、利益確定時のみ0.2%の利益手数料が発生します。レバレッジも最大20倍と高く設定できます。
このことから総合的に考えると、長期トレードになればなるほどコストの面で他社より有利になるので、ゆくゆくはビットコインを長期的に運用したいという人にはbitbankTradeはオススメです。
軽量でシンプルな現物取引のトレードツール
トレードツールは以下のようにとてもスッキリとしたデザインとなっています。
bitban.cc(現物取引)のトレードツールを一言で表すと「クセがない」と言えます。
他社のトレードツールはいくら「使いやすい」と言っても、各社でメニューや機能の配置が独特なものも多いので、慣れるまでには多少時間がかかると思います。
bitbankは、メニューや機能の配置が一目瞭然なので、超初心者以外で取引経験がある人であれば、なんの迷いもなく使いこなすことができます。動作もとても軽量で快適です。
チャートも60種類以上のテクニカルと描画ツールを搭載しているため、上級者も満足できる機能です。
スマホアプリはリリースされていませんが、スマホのブラウザ上で見るトレードツールはパソコン同様の機能が利用でき、操作性も快適です。スマホ画面なのでレイアウトが多少異なります。
※画像は左右にスクロールします。
デメリット! 先物取引はビットコインでしか入金できない
bitbankTradeの先物取引は、通貨ペアがBTC/USD(ビットコイン/米ドル)の1種類のみです。
つまりこれは、「米ドルを売却しビットコインを購入する」または「ビットコインを売却し米ドルを購入する」という取引しかできないということなので、先物取引には必ずビットコインを資金として用意しなければいけません。
bitbank.ccか他の取引所でビットコインを購入してください。
第4位:スマホアプリが使いやすい【GMOコイン】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、BCH、ETH LTC、XRP |
無料 | 最大5倍 | 0.05% |
こんな人にオススメ!
- 仮想通貨の知識が浅く投資経験も一切ない超初心者
- トレードツールの使いやすさ分かりやすさを重視したい
- スマホでも快適にトレードしたい
- リップル(XRP)を購入したい
GMOコインを運営するGMOインターネットグループは、以前から株式・CFD・外為FXにとても定評があり、これまでのノウハウを仮想通貨サービスに取り入れ参入をしているため、ハイレベルなトレードツールと取引環境が確立されています。
仮想通貨の種類は一般的ですが、コストの安さ、トレードツール・スマホアプリの使いやすさが大きな特徴です。
セキュリティ対策は、資産の分別管理・コールドウォレット・マルチシグ・2段階認証・ログイン通知に対応しており業界水準は満たしています。
また、三井住友海上火災保険株式会社と連携し、サイバー攻撃対策を行うなどセキュリティ対策にはとても積極的です。
スマホアプリ「ビットレくん」が使いやすい
スマホアプリ「ビットレくん」の完成度の高さは圧倒的です。
特にチャートの見やすさ操作性の良さは、これまでのトレードツール開発のノウハウが凝縮されています。
テクニカル・描画ツールの種類は少ないのですが、一般的に利用するものは一通り揃っているので問題ありません。
FXなどの投資経験がある人であれば、このGMOコインのアプリはこれまで使ってきたアプリとほぼ同じです。
違いは取引対象が「仮想通貨」か「それ以外」かだけなので、違和感なく使いこなせると思います。
※画像は左右にスクロールします。
パソコンの取引ツールも初心者に最適
パソコンの取引ツールは、他社と比較すると必要最低限の機能しかなく簡易的ですが、GMOコインの現物取引・レバレッジ取引にはちょど良い機能です。
デザインもとても分かりやすいので、初心者の人には最適です。
※画像は左右にスクロールします。
販売所なのにスプレッドが狭い
GMOコインは取引所ではなく販売所ですが、安定した流動性とスプレッドで現物取引・レバレッジ取引が可能です。
bitFlyerやZaifなどの、取引所と販売所が併設されている会社では、販売所は運営会社の利益がスプレッドとしてかなり上乗せされているため割高です。
GMOコインは、販売所の「いつでも提示価格で仮想通貨を購入できる」というメリットと、取引所の「コストの安さ」「レバレッジ取引ができる」というメリットを両立している業者です。
デメリット! 柔軟性にかけるため他の取引所も併用すべき
現物取引ができる仮想通貨は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルの5種類ですが、レバレッジ取引はビットコインのみでレバレッジも5倍固定です。
これからさまざまな仮想通貨を本格的に投資していきたい人や上級者の人には、現時点ではGMOコインのサービスはだけではカバーできないので、他社と上手く併用していくと良いでしょう。
第5位:仮想通貨/外貨の通貨ペアが豊富な【Liquid by QUOINE】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、BCH、ETH XRP、QASH (LTC、ETC、XEM) |
無料 | 最大25倍 | 0.05% |
こんな人にオススメ!
- 流動性重視でハイレバレッジ取引がしたい
- 通貨ペアの多い国内取引所を探している
- リップル(XRP)キャッシュ(QASH)を購入したい
- 今後、ライトコイン(LTC)、イーサクラシック(ETC)、ネム(XEM)も購入したい
国内取引所Liquid by QUOINE(リキッドバイコイン)を運営するQUOIN(コイン)社は、日本、シンガポール、ベトナムにオフィスを構えるグローバル企業です。国内では、金融庁より仮想通貨交換事業者として第一号登録をしています。
取引所では、現物取引と差金決済取引(最大25倍のレバレッジ取引)が可能です。
特徴は、レバレッジの高さ、流動性の高さ、外貨との通貨ペアの種類の豊富さ、カスタマイズ性の高い高機能トレードツールなど非常に好条件です。
取引手数料はBTC/JPYが無料でそれ以外は0.25%、スワップは0.05%です。
スワップと取引手数料が少々高いことから、短期トレード・中長期トレードどちらのスタイルが有利とは言い難く、どちらかと言えば十分な投資経験のある中上級者向けの取引所と言えるでしょう。
セキュリティ対策は、資産の分別管理・コールドウォレット・マルチシグ・2段階認証・ログイン通知に対応しており業界水準は満たしています。
注目度の高いQASHが購入できる
QUOINE社は、グローバル仮想通貨取引プラットホーム「LIQUID」を開発しており、世界中に点在する仮想通貨取引所の流動性(法定通貨・仮想通貨・トークン・株式等)を一つの取引プラットフォームに集約するプロジェクトです。
このLIQUID開発の資金調達のため発行されたICOトークンを「 キャッシュ( QASH )」と言い、日本在住者はLiquid by QUOINE 経由でのみ、このQASHを購入することができます。
トークンセールでは、実に100億円以上の資金を集めたとされる注目のトークンです。
通貨ペアの種類が、現物取引42種類、差金決済取引19種類
Liquid by QUOINEの仮想通貨の種類は、現物取引が5種類、差金決済取引が3種類と少ないのですが、外貨との通貨ペアがとても豊富なため取引チャンスの多い取引所だと言えます。
日本円との組み合わせだけだと、マーケットの数は現物取引が5つ、差金決済取引が3つのみです。
しかし、外貨との通貨ペアがあることで一つの仮想通貨に複数のマーケットが存在することになるため、その分だけ取引チャンスも広がります。
外貨の種類は、米ドル、ユーロ、豪ドル、シンガポールドル、香港ドル、人民元、インドネシアルピア、フィリピンペソ、インドルピーの9種類です。
日本円を含めるとマーケット(通貨ペア)の数は現物取引42種類、差金決済取引19種類にもなります。
ただし、Liquid by QUOINEはスワップが1日あたり0.05%と高く中長期トレードには少々不利、取引手数料もBTC/JPY(ビットコイン/円)は無料ですがその他の通貨ペアは0.25%と結構高いのでコストはかかります。
さまざまなマーケットの値動き見ながらトレードチャンスを狙うスタイルに適しているので、十分な投資経験と知識が必要な取引所です。
カスタマイズ性の高いトレードツール
Liquid by QUOINEのパソコントレードツールの特徴はカスタマイズ性の高さです。
以下のメイン画面を見ると、各機能のウィンドウにはタブが表示されています。
一つのウィンドウに同じ機能・異なる機能のタブをいくつでも追加することができ、各ウィンドウの配置も自由に変更できるのでとても自由度が高いツールです。
ここまでできるトレードツールは、国内・海外の取引所を合わせても他にはなかなか見当たりません。
また、カスタマイズ性だけではなくチャート機能の面でもテクニカルが60種類以上と描画ツールもしっかり搭載されているので、トレードツールにこだわる人には特にオススメです。
ネム、ライトコイン、イーサリアムクラシックの取扱予定あり
Liquid by QUOINEは、もともと2018年1月30日から現物取引において、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、イーサクラシック(ETC)の 取扱いを開始する予定でした。
しかし、Coincheckのネム流出事件の関係からか金融庁の審査が厳しくなっており当面見送られています。
もし、取扱いが開始すれば、現物取引の通貨ペアは53種類と国内では圧倒的な通貨ペアの多さとなるため、さらにLiquid by QUOINEにユーザーが流れてくる可能性が考えられます。
口座開設審査に時間がかかり取引チャンスを逃してしまう可能性もあるため、検討中の人はなるべく早めにアカウント作成から本人認証まで進めておくことをオススメします。
この記事では、取扱予定の仮想通貨を()で表記し、取引所選びの参考までに記載しておきます。
(2018年2月15日時点)
デメリット! スマホトレードはオススメできない
Liquid by QUOINEでは、トレードに特化した本格的なiOS・Androidアプリもリリースされているのですが、スマホでの取引はあまりオススメできません。
損益に関わると注文処理にエラーが発生したりと、信頼性が高いとは言えないためです。
また、iOSアプリのチャート機能にテクニカルやラインの切り替えができないという不具合もあるため、QUOINEは主にパソコンでトレードした方が良いでしょう。
第6位:アルトコインでレバレッジ取引【DMM Bitcoin】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、BCH、ETH ETC、XEM LTC、XRP |
無料 | 最大5倍 | 0.04% |
こんな人にオススメ!
- 仮想通貨の知識が浅く投資経験も一切ない超初心者
- トレードツールの使いやすさ分かりやすさを重視したい
- いろいろな仮想通貨でレバレッジ取引がしたい
- スマホでも快適にトレードしたい
- リップル(XRP)、ネム(XEM)を購入したい
DMM Bitcoinを運営するDMMグループも、以前からとても評価の高い外為FXを運営している関係で、ハイレベルな取引ツールと取引環境が確立されています。
特徴としてはレバレッジ取引ができる仮想通貨の種類の多さ、取引ツールの使いやすさ、安定した流動性と狭いスプレッドです。
また、マイニング事業に続きスマートコントラクト事業にも乗り出しており今後の発展が期待できる企業です。
セキュリティ対策は、資産の分別管理・2段階認証・ログイン通知に対応していますが、マルチシグ・コールドウォレットの対応状況については公表されていないため注意が必要です。
4つのチャートを同時に見られるスマホアプリ
DMM Bitcoinのスマホアプリは、まずデザインにフラットデザインが採用されており、とてもスッキリと洗練されています。
描画ツールがない代わりに4つのチャートを1画面に表示させることができます。
これは異なる通貨ペアでもいいですし、同じ通貨ペアで時間足を変えて表示させることもできるのでとても便利です。
※画像は左右にスクロールします。
レバレッジ取引できる仮想通貨の種類が多い
国内の取引所・販売所では、レバレッジ取引できる仮想通貨の種類がまだまだ少ないのが現状ですが、DMM Bitcoinでは、リップルやネムを含む7種類の仮想通貨で証拠金取引ができます。
実は、海外取引所であれば、もっとさまざまな仮想通貨でレバレッジ100倍などの取引も可能です。
しかし、初心者の人にいきなり海外取引所はリスクが高すぎるためオススメできません。
国内取引所でレバレッジ5倍程度から少しずつ投資経験を積んでいくスタイルであれば、仮想通貨の選択肢が多いDMM Bitcoinはオススメです。
販売所なのにスプレッドが狭い
DMM Bitcoinも、GMOコインと同様に取引所ではなく販売所ですが、安定した流動性とスプレッドで現物取引・レバレッジ取引が可能です。
販売所の「いつでも提示価格で仮想通貨を購入できる」というメリットと、取引所の「コストの安さ」「レバレッジ取引ができる」というメリットを両立している業者です。
デメリット! 入出金できる通貨は日本円、ビットコイン、イーサリアムのみ
取引できる通貨は7種類ありますが、入出金ができる通貨は日本円、ビットコイン、イーサリアムの3種類のみです。
一般的に他の取引所であれば、法定通貨は日本円(または外貨)、仮想通貨は全通貨が入出金可能です。
DMM Bitcoinの場合、ビットコインキャッシュ、イーサクラシック、ネム、ライトコイン、リップルを入出金したい場合は、この3種類いずれかの通貨に交換しなければ入出金ができません。
入出金手数料は無料ですが余計な取引コストがかかるので、他の取引所と資金移動がしづらいというデメリットがあります。
第7位:レバレッジ25倍で自動売買もできる【BITPoint】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、BCH、ETH LTC、XRP |
無料 | 最大25倍 | 0.035% |
こんな人にオススメ!
- 国内業者でハイレバレッジ取引がしたい
- 仮想通貨で自動売買がしたい
- リップル(XRP)を購入したい
- サポートが手厚い会社を探している
BITPOINT(ビットポイント)は、レバレッジ最大25倍で取引ができる国内取引所では数少ない販売所です。
取引種類には、現物取引・レバレッジ取引・ビットポイントFX取引の3種類があります。
ビットポイントFX取引では、国内で唯一、世界中で利用されている高機能ツール「MT4」を使ったビットコインの自動売買ができるという大きなメリットがあります。
また、サポート体制もとてもしっかりしており、運営会社のタイプとしては「他社と差別化したサービスが多い独自路線を行く運営会社」といった位置付けです。
セキュリティ対策は、顧客資産の分別管理、2段階認証、取引パスワードの導入です。ログイン通知機能はありません。また、マルチシグの対応状況については一切公表されていないため注意が必要です。
MT4でビットコインの自動売買ができる
ビットポイントFX取引では国内業者の中で唯一、MT4(MetaTrader4:メタトレーダー4)というツールを使い、ビットコインの自動売買が可能です。
やや複雑なツールであるため初心者の人にはちょっと敷居が高いのですが、今後、仮想通貨の現物取引に慣れて自動売買やテクニカル分析の手法など投資についてしっかり学んでからチャレンジしてみるのも良いでしょう。
取引ツールはシンプルなデザイン
現物取引・レバレッジ取引のトレードツールはMT4ではなく、パソコン・スマホと共に自社開発のブラウザタイプです。
日本の金融機関のホームページやアカウントマイページの画面などによくあるデザインが採用されていて、個人差はあると思いますが、比較的日本人には親しみやすく初心者向きです。
チャートは別画面で大きく表示することもでき、描画ツールも搭載されています。しかし、テクニカルは一目均衡表しかありません。
※画像は左右にスクロールします。
また、リリースされているスマホアプリはウォレット機能しかないため、スマホで取引をする場合にはブラウザを利用します。
ただ、パソコンのトレードツールをスマホの縦画面に合わせ配置されているだけなので、スクロール操作が少々面倒なのが難点です。
※画像は左右にスクロールします。
電話サポートセンターの設置で他社と差別化
BITPointは、仮想通貨取引業者には珍しく電話による問い合わせを受け付けており、サポートセンターを設置しています。
現状、ほとんどの取引所のユーザーサポートはメールサポートのみというところが大半であり、非常に不満の多い部分でもあるので、手厚いサポートが必要な人にとってはBITPointはとてもオススメです。
デメリット! どの取引もスプレッドが広い
BITPointはどの取引もスプレッドがかなり広く設定されており、ビットコインであれば1万円前後も開きがあります。(2018年2月10日時点)
これは、BITPointとの相対取引の仕組み上、運営会社の利益が上乗せされているためです。
同じ相対取引業者であるGMOコインやDMM Bitcoinでは、取引所取引に匹敵するスプレッドの狭さを実現しているため、BITPointはコストの高さが大きなデメリットです。
第8位:シンプルだが取引手数料が高い【BitTrade】
取引可能通貨 | 取引手数料(BTC) | レバレッジ | スワップ |
---|---|---|---|
BTC、BCH、ETH LTC、XRP、MONA |
0.2% | ー | ー |
こんな人にオススメ!
- サブアカウントを作りたい
- スマホでも快適にトレードしたい
- リップル(XRP)を購入したい
BitTrade(ビットトレード)は、外為FX業者「FXトレードフィナンシャル」と、仮想通貨取引所「bitbank」が業務提携をしている取引所です。
売買できる仮想通貨はbitbankと同じラインナップですが、現物取引しかできません。
流動性・スプレッドはbitbankとほぼ同レベルですが、取引手数料は全仮想通貨で発生します。
トレードツールはbitbank同様シンプルで使いやすくスマホ完全対応です。(スマホアプリはありません)
運営会社のタイプとしては、現状は「普通の仮想通貨現物取引所」といった感じで、他社と差別化されている部分は見当たりません。
セキュリティ対策は、資産の分別管理・コールドウォレット・マルチシグ・2段階認証・ログイン通知に対応しており業界水準は満たしています。マルチシグの対応状況はホットウォレットがBTCのみ、コールドウォレットがBTC、LTC、MONA、BCHのみです。
軽量かつシンプルなトレードツール
トレードツールはbitbank.ccと同じシステムなので、動作は軽快でシンプルで使いやすいです。
スマホアプリはありませんが、スマホのブラウザに完全対応しています。
小さな画面で使いやすいようにレイアウトが工夫されているので、スマホトレードもとても快適に利用できます。
※画像は左右にスクロールします。
デメリット! 取引手数料が高い
スプレッドはそこそこ狭いのですが、取引手数用は全仮想通貨のメイカー・テイカー合わせて0.2〜0.7%も発生するため割高です。
短期売買であれば、ビットコインマイナス手数料のZaifが最も有利でしょう。
金融庁登録の人気「仮想通貨交換業者」10社を比較
取引所名 | レバレッジ | 取引可能 通貨 |
取引手数料 (BTC) |
スワップ (/日) |
スマホ アプリ |
取引 形態 |
---|---|---|---|---|---|---|
bitFlyer | 最大15倍 | BCH、ETH ETC、LTC MONA、LSK |
現物:0.01〜0.15% FX/Futures:無料 |
基本:0.04% SFD:±0.5〜3.0% |
◯ | 取引所 販売所 |
Zaif | 最大25倍 | BTC、BCH ETH、XEM MONA トークン 9種類 |
現物:メイカー-0.05% テイカー-0.01% 信用/FX/先物:無料 |
共通:0.039% 信用:利益確定時0.7% FX/先物:最大±0.375% |
○ | 取引所 販売所 |
Liquid by QUOINE | 最大25倍 | BTC、BCH、ETH XRP、QASH (LTC、ETC、XEM) |
無料 | 0.05% | ◯ | 取引所 |
BITPoint | 最大25倍 | BTC、BCH ETH、LTC XRP |
無料 | 0.035% | △ | 販売所 |
bitbank | 最大20倍 | BTC、BCH ETH、LTC XRP、MONA |
現物:無料 先物:新規0.01%/決済無料 |
基本:無料 利益確定時0.2% |
※ | 取引所 |
GMOコイン | 5倍 | BTC、BCH ETH、LTC XRP |
無料 | 0.05% | ○ | 販売所 |
DMM Bitcoin |
5倍 | BTC、BCH ETH、ETC XEM、LTC XRP |
無料 | 0.04% | ○ | 販売所 |
BitTrade | ー | BTC、BCH ETH、LTC XRP、MONA |
0.2% | ー | ※ | 取引所 |
BTCBOX | BTC、BCH ETH、LTC |
無料 | ー | ◯ | 取引所 | |
FISCO | ー | BTC、BCH MONA トークン3種類 |
無料 | ー | △ | 取引所 販売所 |
(最終更新:2018年2月15日)
◯:トレード機能を備えたアプリ
△:トレード機能のないアプリ
※:スマホアプリはないが、トレードツールがスマホに完全対応
():取扱予定のある仮想通貨
取引所は複数開設して使い分ける
仮想通貨取引所は基本的に口座維持料などは一切かかりません。
仮想通貨投資を始める人はほとんどがビットコインの購入から始めると思いますが、1つ目は初心者にも使いやすい取引所を選び、2つ目以降はこれから目指したい取引スタイルに合った取引所を選ぶのが良いでしょう。
複数の取引所に口座を持つのはごく普通の事ですが、口座を持ちすぎていても管理が大変になります。使い分けをしっかり考慮して必要な口座だけを持ちましょう。