株式会社DMM.comは、平成30年1月11日より仮想通貨取引サイト「DMM Bitcoin」の新サービスを開始しました。
DMMグループの仮想通貨取引所「東京ビットコイン取引所」を社名変更した形です。
DMM Bitcoinは、DMM FXで長年培ってきたシステムやサービスを応用しているため、リリースされたばかりにも関わらず、サービスの基盤がとてもしっかりしているところが強みです。
この記事では、DMM Bitcoinの実際に使ってわかったメリット・デメリットを、初心者でもわかるようにしっかり説明していきます。評判やtwitter、2chなどの口コミも併せて紹介。
目次
DMM Bitcoin の特徴
取引種類 | 販売所 | |
---|---|---|
現物取引 | レバレッジ取引 | |
仮想通貨数 | 2 種類 | 7 種類 |
通貨ペア数 | 3 種類 | 14 種類 |
レバレッジ | - | 5倍(固定) |
売買手数料 | 無料 | |
その他手数料 | - | レバレッジ手数料:0.04% |
追証 | - | なし |
ロスカット率 | - | 80% |
スマホアプリ | iOS / Android |
DMM Bitcoin の6つのメリット
- 投資経験がある人にはお馴染みの使いやすいツール
- 主要銘柄でレバレッジ5倍の取引ができる
- 売買手数料・入出金手数料が全て無料
- ストリーミング注文など注文方法が多彩
- 初心者も安心のサポートとサービス
- 信頼感・安心感がある
DMM Bitcoin の3つのデメリット
- 取扱仮想通貨が7種類と少ない
- 現物取引はスプレッドがかなり広く利用価値が低い
- 入出金できる通貨はJPY、BTC、ETHの3種類のみ
DMM Bitcoin の特徴
DMM Bitcoinの使い方
現状のDMM Bitcoinの使い方としては「現物取引は利用せず、他の取引所でビットコイン・イーサリアムを安く購入しDMM Bitcoinに入金、または日本円を入金してレバレッジ5倍のトレードをする」といった使い方がメインとなるでしょう。
具体的な理由には、次のような点が挙げられます。
まず、取扱仮想通貨の種類が7種類と少なく、現状はマイナーコイン、草コインの売買はできません。
入出金できる通貨も、日本円・ビットコイン・イーサリアムのみです。
すでに所有している他のコインをレバレッジ取引の資金として利用する場合は、他の取引所で日本円・ビットコイン・イーサリアムに交換し、DMM Bitcoinへ送金する必要があります。
DMM Bitcoinは販売所形式の相対取引
次に、取引形態については、他のユーザーと直接取引をする「取引所」ではなく、GMOコインと同じ「販売所の一種」です。
そのため板はなく、取引はDMM Bitcoinとの相対取引形式で行われ、多少スリッページはあるものの提示価格で売買します。
ただし、スリッページは許容幅を設定することで、または指値・逆指値注文をすることで回避可能です。
提示価格は現物取引・レバレッジ取引ともに複数の LP (流動性提供者=提携取引所)からの配信価格をもとに独自に生成されます。
売買手数料は全通貨ペアで無料ですが、実際はDMM Bitcoinの利益分が上乗せされたスプレッドがユーザーの取引コストとなります。
現物取引では、BTC/JPYはスプレッドが50,000円もあるので、特別な事情がない限りわざわざ利用する必要はありません。
レバレッジ取引をメインに利用
レバレッジ取引のスプレッドは、現物取引よりも圧倒的に狭く比較的安定しています。
レバレッジは5倍に固定されており、少ない元手資金でも大きな数量の取引をして利益が狙えます。
ただし、ただでさえ価格変動の激しい仮想通貨なので、予想と反対に相場が動いた場合は、あっという間に資金をロスカットで失ってしまう可能性があります。
そのため、十分な余剰資金を口座に入金し、ロスカット対策を万全にしておかなければいけません。
このように、DMM Bitcoinのサービスの柱は「リスクが高いレバレッジ取引」であるとことを理解してください。
DMM Bitcoinは信頼感・安心感のある取引所
DMMは実績があり信頼感・安心感のある業者であることは間違いありません。
特に、トレードツールがとても使いやすく、国内証券会社やFX業者等で取引経験のある人であればなんの違和感もなく仮想通貨の取引を始められます。初心者にも最適です。
なぜなら、パソコンツール・スマホアプリは、これまで使ってきた馴染みのあるトレードツールそのもので、スマホアプリに至ってはDMM FXのものとデザイン・機能がほぼ同一です。
以前からDMMはトレードツールに定評があります。
仮想通貨業界自体の歴史は浅いため、多くの取引所・販売所でリリースしているスマホアプリの完成度は、まだまだ発展途上です。
そのため、ハイリスクではありますが、レバレッジ取引をする環境はしっかり構築されているといえるでしょう。
つまり、取引の目的を明確にした上で、上手にDMM Bitcoinを活用していくことが大切です。
(最終更新:2018年1月16日)
DMM Bitcoin の口コミ・評判
投稿者:28歳 /フリーランス
仮想通貨歴:3年
セキュリティがきっちりしており、手数料がレバレッジをかけない限り全て無料なのが魅力的でした。さらに、疑問点があった場合には24時間対応のサポート体制がるのも安心なので選びました。サポート体制が整っており、ラインで疑問点を質問できるので不安なく取引を行うことが出来ます。電話でなくて、ラインなので気軽に相談できます。さらに、スマホアプリが使いやすく、スマホ一つで取引を簡単にできるのもDMMビットコインを利用するメリットです。チャートも見やすく大満足です。この辺りは、さすがWeb系に強い会社だと思います。とりあえず、どのこの会社で仮想通貨取引を始めるか迷っている方はこの、DMMビットコインがお勧めです。
DMM Bitcoin の取引ルール
仮想通貨の種類:現物2種類、レバレッジ7種類
取扱仮想通貨は以下の通りで、現物取引がビットコイン・イーサリアムの2種類、レバレッジ取引が以下の7種類です。
(最終更新:2018年1月16日)
通貨ペアの種類:現物3種類、レバレッジ14種類
通貨ペアは以下の通り、現物取引3種類、レバレッジ取引14種類です。
現状は、ほとんど日本円とビットコインが決済通貨となった通貨ペアであり、アルトコイン同士の取引ができるものはイーサクラシック/イーサリアムの1種類のみです。
(最終更新:2018年1月16日)
取引単位:BTC/JPYの最小発注数量は0.001BTC
現物取引・レバレッジ取引ともに取引単位・最小発注数量・最大発注数量が設定されています。
例えば、BTC/JPYは以下の金額から取引が可能です。
例.現物取引BTC/JPYの場合
1BTC=1,700,000円であれば、1,700円から取引可能
例.レバレッジ取引BTC/JPYの場合
1BTC=1,700,000円であれば、340円から取引可能
その他の通貨ペアの取引単位・最小発注数量・最大発注数量は、以下の通りです。
現物取引
レバレッジ取引
(最終更新:2018年1月16日)
売買手数料:全通貨ペア無料
売買手数料は、全通貨ペア無料です。
レバレッジ手数料:建玉金額の0.04%
レバレッジ取引の場合は、現物取引にはないレバレッジ手数料が発生します。
これはポジションを保有したまま日をまたぐことで発生し、1日あたり建玉金額の0.04%が徴収されます。その日中に決済を終えるデイトレードでは発生しません。
相場としては、0.04%は一般的な金額といえます。
スプレッド:現物は広い、レバレッジは狭い
次の画像は、2018年1月16日時点での現物取引とレバレッジ取引のスプレッドです。
現物取引
(2018年1月16日時点)
レバレッジ取引
(2018年1月16日時点)
現物取引のスプレッドはほぼ固定されていますが、BTC/JPYは50,000円もの開きがあります。
レバレッジ取引もほぼ固定の通貨ペアが一部ありますが、基本的にはマーケットの状況次第でいつでも変動する可能性があるものだと考えてください。
レバレッジ取引のBTC/JPYは、大きく変動しますがそれほど極端に広がることはないので、流動性は高いといえます。
DMM Bitcoinは、「スプレッドが酷い」との評判が一部ありますが、それは現物取引のことを指していると思われ、レバレッジ取引はむしろ狭く安定してます。
入出金手数料:JPY、BTC、ETH、全て無料
入出金可能な通貨は日本円、ビットコイン、イーサリアムの3種類のみで、入出金手数料は全て無料です。日本円のクイック入金にも対応しており、こちらも手数料は無料です。
ただし、日本円を銀行振込する際の金融機関所定の振込手数料はユーザー負担です。
仮想通貨の場合、DMM Bitcoinに支払う入出金手数料はありませんが、出金時はマイナー手数料が発生します。BTCは0.0001以上、ETHは0.001固定です。
入出金はウォレット口座で管理し、取引をするためにはマイページで専用のトレード口座へ資金振替が必要です。
- 上記以外の通貨を資金にしたい場合:他の取引所で上記の通貨に交換し入金
- 上記以外の通貨を出金したい場合:DMM Bitcoinで上記の通貨に交換してから出金
日本円 入出金手数料
仮想通貨 入出金手数料
DMM Bitcoin のトレードツールとチャート
スマホ:ユーザビリティの高さが特徴のアプリ
トップ画面
スマホアプリは、iOS・Androidで同じ仕様です。
トップ画面は、各種メニューボタンが大きく表示され視認性に優れています。
次にトレード画面を見ていきましょう。
レート画面・トレード画面・スピード注文画面
※画像は左右にスクロールします。
とにかく、「見やすいフラットデザイン」と「ユーザビリティの高さ」が特徴のスマホアプリです。
基本操作は、画面下部のツールバーで「トレード」「スピード注文」「レート」「チャート」「マーケット」「口座照会」を切り替えし、各種設定や詳細なメニューは、画面左上の三本線のアイコンから呼び出します。
レート画面(画像:左)は、通貨ペアをタップするとトレード画面に移行します。細かい部分ですが、スプレッドがしっかり表示されているところも高評価です。
トレード画面(画像:中央)は、上部に注文パネル、下部に口座残高・ポジション一覧・注文履歴等のレイアウトとなっており、スワイプで各画面を切り替えできます。上部の「売り」「買い」ボタンをタップすると注文方法や数量を指定する画面に遷移します。
スピード注文画面(画像:右)は、あらかじめ「注文数量」「スリページ許容幅」「利食幅」「損切幅」などを設定しておき、ワンタップで発注できる画面です。デイトレードなど短期売買では多用します。
チャート画面
※画像は左右にスクロールします。
※画像は左右にスクロールします。
縦画面チャートであれば、上部ツールバー右側のアイコンを使い、1画面表示(画像:上段左)と4画面表示(画像:上段右)に切り替え可能です。
4画面表示は、通貨ペア・時間足を個別に指定できます。
また、スマホを横にすることでほぼ全画面の横画面チャート(画像:下段左)となります。
右上の「^」ボタンをタップすれば、上部ツールバーも非表示にできるので、さらに広々とチャートを眺めることができます。
さらに、横画面チャートの状態で「スピード注文」メニューをタップすることで、横画面チャート+スピード注文画面(画像:下段右)となり、チャートを見ながら注文できるのでとても便利です。
バースタイル・時間足・テクニカルは、通貨ペアが表示されている右側のメニューから、以下の種類から選択できます。
残念ながら、パソコンツールには搭載されている「描画ツール」はスマホアプリにはありません。
バースタイル (4種類) |
ローソク足、バー、ライン、平均足 |
---|---|
時間足 ( 11 種類) |
Tick、1分、5分、15分、30分、1時間、4時間、8時間 日、週、月 |
テクニカル (9種類) |
移動平均(SMA)、指数移動平均(EMA)一目均衡表 ボリンジャーバンド、MACD、RSI、DMI/ADX スローストキャスティクス、RCI |
描画ツール ( なし) |
ー |
パソコン:レイアウト自在で必要機能をほぼ搭載
スマホアプリ同様に、パソコンツールもシンプルでとても使いやすいシステムです。
各機能は個別のパネルとして表示され、自由にレイアウトを変更し保存・復元が可能です。
主なパネルの種類は、「①プライスパネル」「②チャートパネル」「③注文パネル」「④ポジション照会・各種履歴パネル」「⑤残高履歴・口座照会パネル」です。
① プライスパネル
※画像は左右にスクロールします。
プライスパネルは、現物取引・レバレッジ取引ごとに、全通貨ペアが一覧で表示されます。
また、一覧に表示する通貨ペアは変更可能です。
一番左側のアイコンをクリックするとチャートが起動、各銘柄をクリックすると注文パネルが表示されます。
② チャートとテクニカル
※画像は左右にスクロールします。
チャートの基本画面(画像:左)では、上部のツールバーで時間足、テクニカル、描画ツールを選択、左側には情報ウィンドウが表示されています。
ツールバーと情報ウィンドウを非表示にして、チャートのみ表示することも可能です。(画像;中央)
また、チャート上で右クリックをするとサブメニューが現れ、直接チャート上から指値・逆指値注文ができます。(画像:右)
一度に表示できるチャートの数は、最大6つです。
バースタイル (3種類種類) |
ローソク足、ライン、平均足 |
---|---|
時間足 (12種類) |
Tick、1分、5分、10分、15分、30分、1時間、4時間、8時間 日、週、月 |
テクニカル (19種類種類以上) |
単純移動平均線、指数平滑移動平均線、加重移動平均線、一目均衡表 ボリンジャーバンド、ピボットポイント、エンベロープ、パラボリックSAR MACD、RSI、RCI、スローストキャスティクス、ヒストリカル・ボラティリティ 移動平均乖離率、モメンタム、ATR、DMI、ADX |
描画ツール (2種類) |
トレンドライン、フィボナッチリトレースメント |
選択できる「バースタイル」「時間足」「テクニカル」「描画ツール」は上記の通りです。
描画ツールは2種類と少ないのですが、主要なテクニカルは一通り利用できます。
また、通常チャートとは別に、最大4種類の通貨ペアを1画面に表示できる「比較チャート」も便利です。
③ 注文パネルと注文方法
※画像は左右にスクロールします。
※画像は左右にスクロールします。
上記画像は、レバレッジ取引の注文タイプ別のパネルです。
「ストリーミング注文パネル(画像:上段左)」「指値注文パネル(画像:上段中央)」「逆指値注文パネル(画像:上段右)」「IFD注文パネル(画像:下段左)」「OCO注文パネル(画像:下段中央)」「IFO注文パネル(画像:下段右)」となっています。
一度にに表示できる注文パネルは、最大3つです。
「ストリーミング注文パネル」では「スリッページ幅」「損切りON/OFF」「FIFOのON/OFF」を指定可能、「指値注文パネル」「逆指値注文パネル」では「利食いON/OFF」「損切りON/OFF」を指定可能です。
「初期注文数量」「スリッページ幅」「利食い価格」「損切り価格」は、あらかじめ設定画面で通貨ペアごとに登録しておくことができます。
選べる注文タイプは、現物取引とレバレッジ取引で以下の通り異なります。
現物取引 | ストリーミング注文、指値注文、逆指値注文、OCO |
---|---|
レバレッジ取引 | ストリーミング注文、指値注文、逆指値注文、OCO IFD、IFO、一括決済、クイック決済 |
④ ポジション照会・各種履歴パネル
「ポジションサマリ」「ポジション照会」「注文履歴」「約定履歴」のパネルは、それぞれ独立しています。
取引の状況や履歴を一覧で確認することが可能です。
⑤ 残高履歴・口座照会パネル
口座残高や証拠金維持率は、「残高履歴パネル」「口座照会パネル」で確認できます。
取引中に注意しなければならないのは、建玉評価損益と証拠金維持率です。
多くの評価損益を抱え、証拠金維持率が下がり、ロスカットされないように気をつけましょう。
DMM Bitcoin のセキュリティ、安全性について
3種類の2段階認証を設定可能
通常のメールアドレス・パスワードでのログインに加え、2段階認証を設定することで不正ログインや不正出金を防止できます。
2段階認証方法は、「アプリ認証」「メール認証」「SNS認証」の3種類です。
日本円資産は大手銀行で分別管理
顧客の日本円資産は、DMM Bitcoinの資産とは区別され、株式会社りそな銀行、株式会社みずほ銀行の日本の大手金融機関で管理されます。
しかし、信託保全は適用されないため、万が一、DMM Bitcoinが破綻した場合は資金が返還されない可能性もあるので注意が必要です。
仮想通貨はコールドウォレットで管理
顧客の仮想通貨は、コールドウォレットで管理しています。
コールドウォレットとは、DMM Bitcoin社内において秘密鍵などの顧客データ管理を、ネットワークから遮断された完全なオフライン環境で行うことです。
DMM Bitcoin のキャンペーン
新規口座開設キャンペーン(1,000円プレゼント)
DMMBitcoinリリース記念キャンペーンとして、新規口座開設完了でもれなく1,000円がもらえます。
申し込み後30日以内に郵送物記載の認証コードをマイページで登録すればエントリー完了です。
取引高キャンペーン(10,000円プレゼント)
BTC/JPYのレバレッジ取引を対象期間中に50BTC以上取引すると、もれなく10,000円がもらえます。
対象期間は、2018年1月15日〜2018年2月28日営業終了までです。
DMM Bitcoin の口座開設で注意すべきポイント
DMM Bitcoin公式サイトより、以下の3ステップで口座開設を行います。
- 仮登録
- 本登録
- 郵送物記載の認証コード入力
必要なものは、「メールアドレス」と「所定の本人確認書類」の2点です。
②本登録の際には、個人情報・投資目的・投資経験の登録と、本人確認書類の画像アップロードが必要なので、間違いのないように注意して申請しましょう。
DMM Bitcoin のその他の注意点
毎週水曜日12:00~18:00には週次メンテナンスが実施されます。
メンテナンス中は取引できないため、取引の機会喪失に注意しましょう。(マイページのみログイン可能)