ビットコインは数ある、投資商品と比較してどのような位置づけになるのでしょうか?
現在は、価格変動が激しいため投資目的で利用している人がほとんどであると言われています。
そんなビットコインの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
目次
投資対象としてのメリット
・取引時間に制限なし
・入出金が早い
・ボラティリティ(価格変動率)が高い
取引時間に制限なし
ビットコインは土日でも取引ができるという点が最も魅力的です。
そのため、土日はビットコイン、平日はその他のFXや株式でトレードを行うといった今までに無かった投資スタイルも可能です。
ビットコイン | FX等 | 株式等 | |
---|---|---|---|
取引可能時間 | 24時間365日 | 平日のみ24時間 | 平日のみ9:30〜11:30、12:30〜15:00 |
入出金が早い
ビットコインウォレットから日本円の出金にかかる時間は10分〜60分と、とてもスピーディーです。
coincheckの高速出金を利用した場合、申請から3分で出金が完了します。
ただし、手数料がかかるため、いくら反映時間が早くても頻繁に入出金を繰り返すと余分なコストがかかってしまいます。
入金方法の種類には、スピーディーなクイック入金と、通常の銀行振込などがあります。
クイック入金は24時間365日、日本円を入金できます。しかし、ごく一部の銀行のインターネットバンキングでの振込や、コンビニ決済など制限があります。
銀行振込は運営会社所定の銀行口座に振込するため、ビットコイン口座に入金が反映されるのは銀行の営業時間・営業日に左右されます。
銀行の営業時間外や休業日には、クイック入金対応銀行口座を持っていない人は、コンビニに決済に走ったりしている間に売買のタイミングを逃したりと、何かとリスクを抱えます。
そのため、ビットコイン投資の原資(日本円の軍資金)は、あらかじめビットコイン口座に一定金額入金しておくことをオススメします。原資がビットコイン口座以外の金融機関に入っている場合は、コストとリスクが余分にかかる可能性があるのでご注意ください。
ビットコイン | FX等 | 株式等 | |
---|---|---|---|
出金までの所要時間 | 10分〜60分 | 翌営業日〜3営業日 | 翌営業日〜3営業日 |
ボラティリティ(価格変動率)が高い
ビットコインのボラティリティ(価格変動率)は他の投資商品と比べ非常に高いです。
通貨としての安定性がないため日常的に使用するには、まだまだリスクはありますが、投資目的のトレーダーとしてはそれほど大きな問題では無いでしょう。むしろボラティリティの高さから投資商品としてはとても魅力的です。
また今後、ビットコインは普及すればするほど価格は上昇していくため長期的な投資対象としても魅力があります。
投資対象としてのデメリット
・流動性がまだまだ低い
・国による保証がない
流動性がまだまだ低い
ビットコインの流動性はまだまだ低く、買いたいときに買う、売りたいときに売れる訳ではありません。これは取引所によっても異なります。
ビットコイン市場は、他の投資商品のマーケットと比べまだまだ市場規模は小さく、時価総額にすると1兆円程度と言われています。世界のFX取引額は一日だけでも200兆円と言われているため、いかにビットコイン市場が小さいかが分かります。
仮想通貨におけるビットコインのシェアは全体の約85%と言われているため、ビットコイン以外の仮想通貨市場は一般企業よりも低いものもたくさんあるということです。
国による保証がない
ビットコインは「政府などの中央の制約を受けない」というメリットがありますが、その反面、何があっても国の保証を受けることができません。
ハッキングによってウォレットの資産を失ったり、間違った送金をしてしまったり、取引所が破綻したなどのケースが合った場合、全て自己責任になるのです。そのことを十分に理解した上でビットコイン投資を行う必要があります。
取引の種類
取引の種類は「現物取引」「信用取引」「先物取引」の3種類で、利用サイトによって異なります。「信用取引」「先物取引」はレバレッジをかけることができるためビットコインのFXという扱いです。
取引所名 | 販売所 | 取引所 | ||
---|---|---|---|---|
現物取引 | 信用取引 | 先物取引 | ||
coincheck | ◎ | ◎ | ◎ | × |
bitFlyer | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
Zaif | × | ◎ | ◎ | ◎ |
BitPoint | × | ◎ | ◎ | × |
BTC Box | × | ◎ | ◎ | × |
Kraken | × | ◎ | × | × |
Quoine | × | ◎ | ◎ | ◎ |
みんなのビットコイン | × | ◎ | ◎ | × |
現物取引
現物取引は、日本円でビットコインを買うこともできれば、持っているビットコインを売って日本円に替えることもできる、最も基本的な取引形態です。
現物取引に関わらず取引所取引は、売買する相手がいなければ成立しません。その為、どうしても今すぐビットコインを購入したければ、ビットコイン販売所を利用する方法もあります。
販売所は若干割高ですが、確実にビットコインを購入できます。販売所を設置しているサイトは上記の中ではcoinchekとbitFlyerのみです。
信用取引
信用取引は、運営会社から資金を借りて、レバレッジをかけて取引をすることができます。そのため、ウォレットに保有している残高以上の金額の取引が可能ですが、その分リスクが大きくかかります。
取引する場合は、取引手数料と借入手数料がダブルでかかります。
先物取引
先物取引は、信用取引同様ウォレットの残高以上の金額の取引が可能ですが、運営会社から借入は行わず、将来の決められた期日までに買い付け代金を支払う方法です。
また、現物取引、信用取引はビットコインの現在の相場で取引を行ないますが、先物取引は別の独自レートが適用されます。
仮想通貨の種類
世界には700以上の仮想通貨が存在していると言われています。現在、仮想通貨のシェアは、ビットコインとEthereum(イーサリアム)という仮想通貨の人気が高く、時価総額を合わせると仮想通貨全体の90%を占めます。
ビットコイン以外の仮想通貨は、アルトコインと言い、流通量が極めて少ないのが現状です。
取引所によって取引できる仮想通貨の種類はさまざまです。数あるアルトコインの中から、宝探し感覚でお気に入りのものを探してみても面白いかもしれませんね。